首都圏を夕方に出発して約十三時間。長い長い夜がようやく明けてきた。右側の車窓、金網越しに差し込む朝日が次第に強烈さを増してくる。最後尾の客車をのぞく...
PNR紀行
2001/4/12
社会
運転士の左手は常に警笛用の棒にかかったまま。主要道路との「交差点」は、時速十キロ以下に速度を落とし、警笛を鳴らし続けて通過する



