世界最大の小売店チェーン網を展開するウォールマート・ストアーズ社(米国系)が、110億ペソの負債を抱え経営が破たんしたユニワイド・グループを買収する可能性が高まった。ユニワイドに対しては、フランスの小売大手であるカシノ・グループが40億ペソ規模の資金注入を予定していたが政情不安を理由に断念。代わって、1998年にユニワイドとの業務提携の可能性を模索した経緯のあるウォールマートが経営権の掌握に乗り出した。ウォールマートは現在、東南アジア地域では事業を行っていない。このため、フィリピンへの進出が実現した場合、比を他の東南アジア諸国への進出拠点とするという。
econoTREND
2001/1/11
社会