アヤラ・コープは、傘下の食品・飼料大手ピュアフーズ社の売却が難航している。有力な売却先とされるサンミゲル社が同社の純資産価値を23—33%上回る80億ペソでの買収を希望しているのに対し、アヤラ・コープの売値は110億ペソで、かなりの開きがある。サンミゲルはピュアフーズの加工肉部門、ピュアフーズ・ホルメル社を傘下に収めたい意向だが、ピュアフーズが手掛けるファーストフード(バーガーキング)など他の事業には関心を示していないため、交渉は平行線をたどっている。
econoTREND
2000/9/19
社会