中央銀行は8日、翌日物借入金利を従来の10%から11%、貸出金利を12.5%から13.5%にそれぞれ1ポイント引き上げた。市場から資金を吸い上げ、ペソ安に歯止めを掛けるのが狙い。中銀は、借入金利を3段階に分けて付与する方式を引き続き採用。借入額が50億ペソに達するまで11%、50億ペソを超えた場合100億ペソまでが9.5%、それ以上は8%とした。貨幣の流動性をコントロールするためのもう一つの手段である各種準備金率の変更は行わなかった。
econoTREND
2000/9/12
社会