ブエナベントゥーラ中央銀行総裁は、今後、外国為替市場でペソ高が進行、ペソの対ドルレートは1ドル=43ペソ台にまで回復するとの予測を示した。理由として、年末までに海外から20億ドル規模の直接投資の流入が見込まれていることを挙げた。同総裁はまた、ペソ安が経済成長の足かせとなる可能性を否定、輸出と通信両産業が好調なことから2000年度の国内総生産(GDP)目標成長率4%の達成は可能とした。これに対して市場関係者は、ペソ安は国内経済・政治基盤が揺らいでいるためで、1ドル=46ペソ台まで下落するとみている。
econoTREND
2000/9/9
社会