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ゼネラル・エレクトリック（ＧＥ）やホワイト・ウェスティングハウス社製冷蔵庫をライセンス生産している業界最大手（シェア54％）のフィリピン・アプライアンス社（フィラコ）は、10億ペソの負債を抱え経営難に陥った。①通貨危機の影響で需要が減少したにもかかわらず、外部から資金を借り入れ、新たに２工場を増設するなど経営規模を大幅に拡大した②強力な労働組合の要求によって、経営合理化案の導入を見送った──などが要因とされている。同社の株式40％を所有するＧＥは、経営再建のための資金援助は行わない意向。このため同社は、パラニャーケ市の工場敷地を売却、売却益を負債返済に充てるとしている。
econoTREND
2000/6/6
社会
