5月29日の大蔵省証券(TB)の入札で、指標銘柄である91日物TBのレートは先週に比べ0.007ポイント減の8.968%に引き下げられた。364日物も同0.027ポイント減の11.396%に減少した。今回の両レートの下落は、主として、①政府とイスラム急進派、モロ・イスラム解放戦線(MILF)の和平交渉再開によりミンダナオ島での治安回復が望まれる②中央銀行が先週末に翌日物金利を再度引き上げない方針を固めた——のが理由。182日物は同省財務局が発行を拒否したため10.375%で変わらなかった。
econoTREND
2000/6/2
社会