Logo

05 日 マニラ

31°C23°C
両替レート
¥10,000=P3,730
$100=P5,820

05 日 マニラ

31°C23°C
両替レート
¥10,000=P3,730
$100=P5,820

新聞論調

2012/7/23 政治

カンボジアが元凶 ASEAN外相会議

 マニラタイムズは、中国による領海侵犯に関して、フィリピン政府の立場と対処方法を支持する。また、誤った情報を恥ずかしげもなく広げる、中国政府と中国報道機関を非難する。

 フィリピン政府を支持する本紙の意志を示すため、一面にバシリオ外務次官の寄稿記事を掲載した。次官は、国内外の報道内容を訂正している。誤報のほとんどが、我が国に敵意を持つ中国から発信されたものだ。

 我々は一貫して「議長国カンボジアの身勝手な会議運営の結果、東南アジア諸国連合(ASEAN)はその存在意義を問われている」と主張してきた。

 バシリオ評論を読むと「大半の加盟国がカンボジアを支持し、中国にこびへつらう方針に同調した」という表現が幸いにも、誤っていたことが分かる。

 これは、カンボジアと中国が広めた宣伝の類いである。海外メディアは額面通り受け止めた。大多数の外相はフィリピンの立場を支持し、カンボジアだけが中国に追従した。それが真実である。

 悲しいし、醜い。カンボジアは冷戦時代に逆戻りし、中国の衛星国になった。中国はカンボジアの財政的後見人なのだ。

 バシリオ次官は「共同声明でスカーボロ礁に言及することに賛成したのはフィリピンとベトナムだけ」という中国の宣伝を一蹴した。実際は、シンガポール、インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナムを含む多くの国がフィリピンを支持したという。

 とまれ、議長国カンボジアは妥協案も突っぱね、中国の主張が国際的に受け入れられ、宣伝は成功した。

 分断を修復するために、インドネシア外相がマニラに来た。外相によるASEAN諸国歴訪が成功するのを祈るばかりだ。(19日・タイムズ)

おすすめ記事

異例の「超音速戦略爆撃機」投入 スカボロー上空で迎撃訓練

2025/2/5 政治 無料
無料

中国海軍艦が領海進入 比主力艦が出動し監視

2025/2/5 政治 有料
有料

海岸から34カイリに接近 中国海警局の大型巡視船

2025/2/3 政治 無料
無料

移民博物館や建設現場訪問 遠藤大使がダバオ市巡る

2025/2/2 政治 有料
有料

BARMM選挙延期法案 大統領が優先法案指定

2025/2/1 政治 有料
有料

「影響なく協力を継続」 トランプ政権の対外援助凍結で

2025/1/30 政治 無料
無料