台風ヨランダ(30号)の被災者を米国に一時的に受け入れる計画が進んでいる。クイシャ駐米フィリピン大使が13日、明らかにした。
これに先立ち、米国市民権・移民業務局は11月15日、一定期間米国に滞在することを許可するビザ(査証)のような効力を持つ米国一時移民ステータス(TPS)を被災者に発行するなどして、被災者の米国への一時避難を推進すると発表していた。
同大使によると、被災者受け入れに向け、数週間にわたり米国当局や米国内の比人コミュニティー、その他利害関係機関との交渉を進めているという。
「米側の調整が完了した後は、比政府の決定を待って受け入れを開始する」と同大使は話した。