アニメ「カイリューとゆうびんやさん」が、2月27日にポケモン公式YouTubeチャンネルで配信されることが決定。メインビジュアルとティザービジュアルも公開された。
2月27日はポケモンの記念日・Pokémon Day。株式会社ポケモンが「君の名は。」「天気の子」「すずめの戸締まり」などを手がけたコミックス・ウェーブ・フィルムとタッグを組み、今年のPokémon Dayの記念アニメとして、“記念すべき日”をテーマに「カイリューとゆうびんやさん」を制作した。
「カイリューとゆうびんやさん」に登場するのは、郵便配達員のカイリューに憧れる少女・ハナ。ある日、ハナは宛先のない手紙を渡され、差出人を探しに動き出す。相棒のホゲータとともに街中を走り回り、ついに差出人の少年・リオを見つけ出すことに成功。話を聞くと、手紙はカントー地方に単身赴任している父の誕生日を祝うためにリオが書いたものだった。しかし、その日はもうすでに父親の誕生日当日で……。
主題歌は
suisコメント
ポケモンは大好きだけれど、カイリューのことはあまりよく知らない…という始まりでした。
お話をいただいたことをきっかけに、「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」を初めて鑑賞しました。とても素晴らしい映画で涙しました。
しかしカイリューについては、飛ぶ前にかなり力強い助走をつけることしかわからず、謎が多いまま……。
次にアニメ「ポケットモンスター」(2019年)第10話「カイリューの楽園、ハクリューの試練!」を鑑賞し、ここでカイリューがカイリューたる理由を知りました。「カイリューとゆうびんやさん」におけるカイリューだってもちろん、漫然とカイリューなわけではないのです。
その空が一体どういうものであるのか、歌うにあたってじっくりと想いを馳せる時間がありました。
(が、収録の時点ではもうただただカイリューが可愛いという気持ちになっていました。ポケモンは本当に愛しい生き物なので……)
また、Evan Callさんの楽曲と児玉雨子さんの日本語詞の美しさを今の自分がどれだけ表現できるかと葛藤する瞬間もありましたが、お二人から丁寧に楽曲への想いを伝えていただけるタイミングもあり、改めて「自分なり」と向き合い、心を込めて歌うことができました。
まだまだ未熟な自分の等身大ではありますが、そんな部分も楽曲と共鳴できていたらいいなと思います。
ぜひ「カイリューとゆうびんやさん」の物語と合わせて、そして皆さん自身の物語として聴いていただけたら嬉しいです。
Evan Callコメント
子供の頃からポケモンが大好きで、カードを集め、ゲームを楽しみ、アニメも欠かさず見ていました。
このお話をいただいた時は本当に嬉しく、ちょうど昨年「ポケットモンスター スカーレット」をプレイし、アニメ「ポケットモンスター」を見返していたタイミングだったので驚きました。
今回のテーマに触れる中で、私の音楽が持つ色合いと自然に重なり合う感覚を覚え、すぐに曲作りを始めました。
ポケモンの大きなテーマだと私が感じている「友情や助け合い」というエッセンスは、「カイリューとゆうびんやさん」で見事に描かれており、特にsuisさんが歌う挿入歌に強く感じます。冒険の躍動感を意識しながら音楽に心を込めたので、作品の一部となれることを一生の誇りに思います。
プロデューサー・濱崎周平(コミックス・ウェーブ・フィルム)コメント
「Pokémon Day(ポケモンデー)」の記念映像として、「カイリューとゆうびんやさん」を皆さんにお届けします!
ポケモンに関わる全てのスタッフ、全世界のポケモンファンに敬意を表し、いつまでも心に残り続ける映像になってほしいという願いを込めて制作しました。最高の現場スタッフ達とつくりあげたオリジナルストーリーや美しい世界、そして躍動感溢れるポケモンのアニメーションは必見です。
ポケモンに夢中な子供から、かつてプレイした大人まで広く本作に触れていただければ幸いです。
主人公のハナやカイリューと一緒にポケモン29周年を楽しみましょう!!
※濱崎周平の崎は立つ崎が正式表記。
アニメ「カイリューとゆうびんやさん」
スタッフ
監督・絵コンテ:木村拓(スタジオ・レモン)
脚本・構成:七健太郎
キャラクター原案:土海明日香
キャラクターデザイン・作画監督:あおきまほ
美術監督:渡邉丞
音楽 :Evan Call
アニメーション制作:コミックス・ウェーブ・フィルム
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提供元:コミックナタリー