TVアニメ「ちびゴジラの逆襲」のイベント「怪獣島住民集会2025」が、本日5月31日に東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、ちびゴジラ役の福山潤、ちびメカゴジラ役の松岡禎丞、ちびモスラ役の高橋李依、ちびラドン役の下野紘、新海岳人監督が登壇した。

イベントは福山がMCを務める形で展開されていく。まず最初のコーナーは、これまでの歩みをたどる「怪獣島活動報告会」。TVアニメの放送について、松岡は「地元の家族から『面白く観てる』とLINEがきました。普段はわりと塩対応な父親もチェックしてくれてるみたいです」と報告する。数々行われたコラボ企画の中で、下野が最も印象的だったと言うのは自身が荼毘を演じている「僕のヒーローアカデミア」とのコラボ。下野は「荼毘の衣装をちびラドンが着ているというね。キャラの方向性があまりにも違いすぎて、『なんでだ！』と言いました（笑）」と話す。

振り返りの中では、山寺宏一や村瀬歩らゲスト声優の話題にも。福山に今後期待したいゲスト声優を尋ねられると、高橋は「野沢……ま、さ…こ……さん」と遠慮がちに声を潜めるように答える。野沢雅子が主人公を務める某人気アニメのイメージから、「金色になりそう」「第二形態もありそう」などとほかの登壇者たちは思い思いに想像を膨らませた。

ここで、イベントの開催にあたって行われた「推しキャラ投票」の結果も発表に。4位にはちびモスラ、3位にはちびメカゴジラ、2位にはちびゴジラ、1位にはちびラドンが輝く。自身が演じるキャラがトップに立ったことに、下野は「10位くらいに入ってくれればと思ってたけど、まさか！」と驚きを隠せない様子。ファンからは「ちびラドンがほかのキャラクターにいじられている姿がかわいい」などの声が寄せられたそうで、下野は「これからも全力でいじられていこうかなと思います。どんなに自分の体がボロボロになっても！」と決意を見せる。新海監督もこの結果は意外だったようで、今後のちびラドンの活躍について「検討します！」とコメントした。

続いては、事前にファンから募った感想や質問についてトークする「住民大討論会」のコーナーへ。「担当キャラと自分が似ている部分は？」という問いに、高橋は「オタク的な趣味があるところ。好きなものを語るときに早口になるのも一緒です」と答える。下野は「いじられるところ」と言い、自分がいじる側に回ることができるのは先輩・浪川大輔ぐらいだと続ける。福山は「楽しい方向にすぐ持っていこうとするところ。あと、話の流れを急に変えたくなってしまいます」と自己分析。すると下野がすかさず「福山さん、あるある！」と反応し、「なんでこのタイミングでそれ言い出したの？ってこと結構ある。しかも、そういうときってすごくいい笑顔してるんだよなあ」と暴いた。

最後のコーナーは、今後の展開を告知する「発展戦略発表会」。まず、7月2日から毎週水曜朝7時5分にテレ東系列「おはスタ」内で、TVアニメの新シリーズが放送されることが発表される。また新キャラクター・ちびJJ役を、小西克幸が演じることも明らかに。ちびJJについて新海監督は「今までのキャラを大事にしたかったので、新シリーズにあたって1キャラだけ追加するにしました。それで、いないキャラはなんだろう？と考えたときに“警察”だと。ヤバいチビ怪獣たちを取り締まるヤバい警察です」と紹介する。

さらに放送曜日にちなみ、主題歌が水曜日のカンパネラの書き下ろし曲「怪獣島」になることも決定。予告映像で主題歌が一部流れると、高橋は「テンション上がりますね！ 自然と体が動いちゃう」と笑顔を見せる。さらに10月29日にDVDが発売されることも告知された。

最後に福山は「今日、僕たちは口々に大変だと言いましたが、これは“いい大変”なんですよ。やっていて楽しいし、観てくれてる人たちがもっと楽しくなるにはどうしようかって、つい考えちゃう」と笑顔で語り、変わらぬ応援を呼びかける。退場間際には台本で口元を隠しつつ、ちびゴジラに声をあてる粋な一幕もあり、会場のファンを沸かせた。

※記事初出時、発言者に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

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提供元：コミックナタリー