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えびちゅう小林歌穂、卒業直前のプロデュース公演で繰り広げたわがまま満載セットリスト

2025/5/20 日本エンタメ

私立恵比寿中学のライブツアー「小林歌穂プロデュース公演~私のわがままを聴いておくれミニツアー~」のファイナル公演が、5月18日に東京・Kanadevia Hallにて開催された。

私立恵比寿中学のライブツアー「小林歌穂プロデュース公演~私のわがままを聴いておくれミニツアー~」のファイナル公演が、5月18日に東京・Kanadevia Hallにて開催された。

私立恵比寿中学「小林歌穂プロデュース公演~私のわがままを聴いておくれミニツアー~」東京公演の様子。
【ライブ写真】この日の主役・小林歌穂(全108枚)

学年カラーの衣装で登場し「小林企画へようこそ!」

今ツアーの主役、小林歌穂。

えびちゅうは今年3月、約11年にわたり活動してきたメンバー・小林歌穂が6月をもって卒業することを発表。今回のツアーはグループを離れる小林が自らの“わがまま”を詰め込む形で衣装やセットリスト、演出などをプロデュースした公演で、東名阪3会場にて行われた。

ステージ手前に添えられた薔薇。

ステージの中央には小林のメンバーカラーである黄色の布が掲げられ、緑豊かなリースや鳥かご、小林の特技である絵画を想起させる巨大なキャンバスも配置された癒しの空間に。開演前の影アナウンスには「今回のツアーは小林のわがままを聞いていただく公演となっております。皆様どうぞお付き合いください」というひと言が添えられ、客席のえびちゅうファミリー(私立恵比寿中学ファンの呼称)からは温かい拍手が起こった。

私立恵比寿中学

オープニングでは、ファミリーから募り小林が厳選したキャッチフレーズを添えたメンバー紹介VTRが流れる。そしてステージに現れた9人の衣装のカラーリングは、結成当初に使用されていたメンバーの生まれ年別の“学年カラー”の青、ピンク、緑。パンツスタイルやミニスカートなどそれぞれまったく異なる私服風の衣装でファミリーを驚かせたのち、9人は小林の「小林企画へようこそ! 今日もたくさんわがまま言うので、皆さん受け止めてね!」という言葉を合図に「中人DANCE MUSIC」でライブの火蓋を切った。

年少メンバーに受け継がれる「仮契約のシンデレラ」冒頭の芝居をひさびさに担当するカホリコ。
私立恵比寿中学

「THE FIRST TAKE」での歌唱も話題の「仮契約のシンデレラ」は歌詞を「K・A・H・O! K・A・H・O! 歌穂! 歌穂! 歌穂! 歌穂!」「小林歌穂だわー!」に変えたスペシャルバージョン。セリフ部分もそれぞれが小林との別れを惜しむ内容にチェンジされ、ファミリーのコールもひときわ大きなものになった。最初のMCで小林は、今回のセットリストを過去のアルバムのリリース順に組んだことを明かし、先ほど披露された1stアルバム「中人」収録の2曲に続いて2ndアルバム「金八」収録曲「大漁恵比寿節」「買い物しようと町田へ」をパフォーマンス。「買い物しようと町田へ」の歌詞では小林以外のメンバー8人それぞれが“歌穂ちゃんと行きたいところ”をアピールし、メンバー同士の仲のよさを改めて感じさせた。

“わがままユニット”1番手は真山&ココユノノカ

えびちゅうファミリーの心に直接語りかける小林歌穂。
私立恵比寿中学

ここでホール内には小林が“あなたの心に直接語りかける”設定のナレーションが流れ出す。「『金八』っていいよなあ! 私が初めて参加したアルバムで……」という芝居がかった小林の声と、うんうんうなずいてみせる仕草に客席からは笑いが起こった。その後えびちゅうは3rdアルバム「穴空」から~4thアルバム「エビクラシー」から「フォーエバー中坊」「藍色のMonday」を披露。小林は心の声で「穴空」を「中学生の無敵感」、「エビクラシー」を「えびちゅうの核になったアルバム」と評し、ファミリーと思いを通じ合わせた。

「新・青春そのもの」を歌う真山りかとココユノノカ。
割り込む小林歌穂。

ライブ中盤には小林が楽曲とメンバーを選ぶ“わがままユニット”のコーナーが展開された。最初に登場したのは真山りか、桜木心菜、小久保柚乃、風見和香の4人。真山は「まさかこれが日替わりか、と思いましたよ」と各公演ごとに異なる曲とメンバーで送るユニットコーナーに苦笑い。小林が4人によるパフォーマンスを「ドラマを観てるみたい」と紹介した曲は、2012年リリースのシングル「Go! Go! Here We Go! ロック・リー / 大人はわかってくれない」のカップリング曲「新・青春そのもの」。往年のスポ根ドラマさながらのやり取りには小林も加わり、ファミリーの爆笑を誘う。教師役を務め風見にビンタを食らわせた真山は「なかなか(ココユノノカに対して)この感じはなかったから!」と楽しげな笑顔を見せた。

原点「たそがれシアター」、エマユナの「光年の愛」にファミリー感嘆

「たそがれシアター」を歌う中山莉子、小林歌穂、安本彩花(左から)。
ベンチに描かれた落書き。

続いて安本彩花と中山莉子が登場し、ステージにベンチが運び込まれると、勘のいいファミリーが早くもざわつき出す。ここで披露されたのは「たそがれシアター」。もともとは安本と鈴木裕乃のユニット・鈴木さん安本さんの楽曲で、鈴木の“転校”後には小林と中山が加わる形で歌い継がれてきたナンバーだ。小林はえびちゅう加入直後、初めてこの曲を歌った当時の様子を「真っ白になって泣いちゃって……」と語り、3人で「懐かしい!」と振り返る。このベンチは中山の生誕祭など、えびちゅうのステージでたびたび使用されてきたもので、中山は「今後も使わせていただきます」とプロデューサーに許可を求める。安本はベンチに小林の落書きが入っていることに触れ「処分できないね」と感慨深そうに話した。

「光年の愛」を歌う桜井えま(左)と仲村悠菜(右)。
「光年の愛」を歌うエマユナに舞台袖から声援を送る小林歌穂。

桜井えまと仲村悠菜の“エマユナ”コンビの楽曲を小林が「私の中ではこの曲一択!」と力説すると、2人は「いいんですか?」と恐縮した表情を見せる。そんな2人の完璧なハーモニーで始まったのは、歌唱力に定評のあった廣田あいかと柏木ひなたのユニット“おひたし”のR&B「光年の愛」。先輩ユニットの楽曲を息ぴったりに、力強く歌い上げるエマユナの声にファミリーは息を呑んで聴き入るが、終盤には2人のうちわを手にした小林が現れて場内の空気を和ませた。小林は大阪公演と名古屋公演ではこの曲に小ネタを挟んでいたと振り返り「今日は『聴きたいな』と思って」と2人の歌声をストレートに届けたことを明かす。一方、桜井は「実は2人で『光年の愛』をやりたいね、って言ってたんですよ。だから私たちのわがままも叶ったなと」と、カバーの夢を実現したことを喜んだ。

ステージを駆け回る真山りか(左)と小林歌穂(右)。
くるくる回るえびちゅう。

ユニットコーナーのラストを飾ったのは、真山と小林のユニット・Micro Mix Mountainによる「宇宙戦争宣戦布告」。ラストではほかの7人のメンバーも加わり円を作ってぐるぐる回り始めるが、小林はタイミングを見失ってなかなかその輪に入れない。そうこうしているうちに迎えた曲の締めで、小林がポーズを決めて「私は誰にも従わない!」と歌うオチに、メンバーもファミリーも大爆笑で崩れ落ちた。

「PANDORA」引き継いだ仲村悠菜、野鳥も登場で大団円へ

新たなフォーメーションで「PANDORA」を披露する私立恵比寿中学。

にぎやかなユニットコーナーに続いては、5thアルバム「MUSiC」から「踊るロクデナシ」「明日もきっと70点」、そして6thアルバム「playlist」から「I'll be here」「PANDORA」を披露。柏木がメインを務めていた「I'll be here」は昨年開催のツアー「the other side of indigo hour」以降その大役を引き継いだ桜井がパワフルな歌声を響かせたが、星名美怜をフィーチャーした「PANDORA」でその役目を継いだのは最年少メンバーの仲村。かわいらしさと毒っ気を交えたハイトーンボイスとパフォーマンスでファミリーを熱狂させた。

Kanadevia Hallに現れた野鳥の群れ。
私立恵比寿中学

ライブ終盤では7thアルバム「私立恵比寿中学」から「Anytime, Anywhere」「シュガーグレーズ」をパフォーマンスしたえびちゅう。「シュガーグレーズ」の間奏では突如として小林によるダンスレッスンが始まり、メンバーやファミリーが小林のレクチャーを受けて恒例野外ライブ「ファミえん」でおなじみの“野鳥”になりきるひと幕も。ラストは最新アルバム「indigo hour」から「トーキョーズ・ウェイ!」、そして「Knock You Out!」を力強くパフォーマンス。小林プロデューサーは「私のわがままをたくさん聞いてくれて、ありがとうございました!」と感謝を述べて“小林企画”を締めくくった。

「小林王」は誰の頭上に?超難問クイズコーナー

「小林王」のMC・小林歌穂。
「小学生の頃の家族内でのあだ名は?」に対する小林歌穂の難解すぎる回答。

その後のアンコールで始まったのはクイズ企画「小林王」。真山・小久保、安本・仲村、中山・桜井、桜木・風見の4チームに分かれたメンバーたちは小林にまつわるマニアックすぎるクイズに挑戦していく。高難易度の問題の数々に全チーム不正解が連続し、「餃子定食があったら何から手をつける?」という問題では「お水」という予想外すぎる正解にブーイングが炸裂。各チーム一度も正解が出ないままクイズが終了し、小林はニヤニヤしながら「“小林王”は誰にもあげられないですね」と言い放った。

「チュパカブラ」でライブを締めくくる私立恵比寿中学。
私立恵比寿中学「小林歌穂プロデュース公演~私のわがままを聴いておくれミニツアー~」東京公演の様子。

アットホームすぎるひとときを終え、桜木はメンバーを代表して「涙する人もいるかなと思っていたけど、ずっとシュールで(笑)。笑顔でハッピーでいられるのがさすが歌穂ちゃんだなと」と小林の人徳に触れ、真山も「ものすごく愛情を感じたライブ」と今回のツアーを振り返った。最後に小林は「大好きなえびちゅうが詰まったライブを、みんなのおかげで楽しくできました!」と充実感いっぱいの表情で感謝を述べた。そんな小林が選んだアンコールの楽曲は、小林が加入した2014年リリースのシングル「ハイタテキ!」のカップリング「チュパカブラ」。アウトロでは小林を取り囲んだメンバー8人の輪がどんどん小さくなっていく謎の展開に。全員が振り向いてポーズを決めた瞬間に金テープが宙を舞い、プロデューサーを称えた。

今回のライブの模様はPIA LIVE STREAMにて5月25日23:59までアーカイブ配信を実施中。視聴チケットは25日21:00まで販売されている。えびちゅうは6月28日に小林を含めた9人体制ラストライブ「ぽ~EVER ー消えない落書きー」を千葉・幕張メッセ 幕張イベントホールで開催。翌29日に新体制初ライブ「GOLDEN EIGHT ーnew againー」を同会場で行う。

セットリスト

私立恵比寿中学「小林歌穂プロデュース公演~私のわがままを聴いておくれミニツアー~」2025年5月18日 Kanadevia Hall

01. 中人DANCE MUSIC
02. 仮契約のシンデレラ
03. 大漁恵比寿節
04. 買い物しようと町田へ
05. 参枚目のタフガキ
06. MISSION SURVIVOR
07. フォーエバー中坊
08. 藍色のMonday
09. 新・青春そのもの(真山りか、桜木心菜、小久保柚乃、風見和香)
10. たそがれシアター(安本彩花、小林歌穂、中山莉子)
11. 光年の愛(桜井えま、仲村悠菜)
12. 宇宙戦争宣戦布告(真山りか、小林歌穂)
13. 踊るロクデナシ
14. 明日もきっと70点
15. I'll be here
16. PANDORA
17. Anytime, Anywhere
18. シュガーグレーズ
19. トーキョーズ・ウェイ!
20. Knock You Out!
<アンコール>
21. チュパカブラ

提供元:音楽ナタリー

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