TVアニメ「鬼人幻燈抄」に清正(きよまさ)役で

清正は葛野の巫女守の1人。集落の長の一人息子で教養を身につけてはいるが、剣の腕はさほどでもなく鬼切役は受けていない。茶屋の娘・ちとせは鈴音にとって葛野に来て初めてできた友達。幼い頃は甚太、鈴音と親しくしていたが、現在は甚太のことを「巫女守様」と呼び、以前のような間柄ではなくなっている。熊谷は作品について「使命や立場に翻弄される人々の葛藤や決意がこれでもかと心を揺さぶってくる作品」と印象を語った。

第1話では巫女守の甚太が、鬼が出たという報告を受けて討伐に向かう。現れたのは2匹と聞いていたが、その場にいた鬼は1匹のみ。もう1匹は甚太たちが暮らす葛野に向かったと鬼は言い……。場面カットには幼い甚太や、妹の鈴音の姿が収められた。
「鬼人幻燈抄」は刀を振るう意味を問い続けながら、170年という途方もない時間を旅する鬼人の物語。3月31日よりTOKYO MX、MBS、BSフジにて初回1時間スペシャルで順次放送を開始する。
熊谷健太郎(清正役)コメント

作品の魅力
使命や立場に翻弄される人々の葛藤や決意がこれでもかと心を揺さぶってくる作品だな、と。胸を暖かくする場面があったかと思えば、下唇を噛み締めてしまう様な切なさに翻弄され、痛みすら感じる様な……。心とはこうもままならないのかと思いました。
演じるにあたっての意気込み
嫌な奴だな……というのが正直なところ清正への第一印象でした。
しかし自分なりに彼と向き合うにつれ、彼も役目や立場に縛られた不器用な人なんだなと思う様になりました。清正の本心、根っこの部分を大切にしながら、色々なしがらみから素直に振る舞えない彼の姿を丁寧に表現していきたいです。
社本悠(ちとせ役)コメント

作品の魅力
守りたいもののために歩みを進める甚太、そこに絡み合うさまざまな人の心の機敏が170年の中に描かれている、まさに人間鬼ドラマです…。
私自身作品に触れて、切なくも温かく、人と鬼との想いの交差にどんどん引き込まれていきました。移ろいゆく時の中でそれぞれの心に寄り添いながら楽しむ事のできる作品かと思います。
演じるにあたっての意気込み
ちとせは幼少期から甚太たちと接点を持つキャラクターということで、重要なシーンもあり緊張感を持ってアフレコに挑ませていただきました。甚太との立場の違いや距離感に悩みながらも真っ直ぐに気持ちを伝えるちとせを大切に演じていきたいと思います。
TVアニメ「鬼人幻燈抄」
初回放送情報
TOKYO MX:2025年3月31日(月)21:30~
※初回1時間スペシャル。2話以降は毎週月曜24:00~
MBS:2025年4月1日(火)26:30~
※初回1時間スペシャル。2話以降は毎週火曜27:00~
BSフジ:2025年4月1日(火)から24:00~
※初回1時間スペシャル。2話以降は毎週火曜24:30~
配信情報
ABEMA:地上波同時最速配信
※初回のみ2025年3月31日(月)21:30~、第2話以降2025年4月7日(月)より毎週月曜日24:00~
ほか配信サービス:2025年4月3日(木)より毎週木曜日24:00~
スタッフ
原作:中西モトオ(双葉文庫)
監督:相浦和也
シリーズ構成:
キャラクターデザイン:池上たろう
プロップデザイン:杉村友和
美術設定:工藤ただし(パインウッド)、磯辺結(千住工房)、新妻雅行(千住工房)
美術ボード:磯辺結(千住工房)
色彩設計:大西峰代
3D監督:遠藤誠(トライスラッシュ)
撮影監督:宮坂凌平
編集:廣瀬清志(editz)、山条裕香(hisui)
音楽:髙田龍一(MONACA)、広川恵一(MONACA)、高橋邦幸(MONACA)
音響監督:原口昇
音響制作:ビットグルーヴプロモーション
アニメーション制作:横浜アニメーションラボ
キャスト
甚太:八代拓
鈴音:上田麗奈
白雪:早見沙織
清正:熊谷健太郎
ちとせ:社本悠
同化の鬼:白熊寛嗣
遠見の鬼女:近藤唯
(c)中西モトオ/双葉社・「鬼人幻燈抄」製作委員会
提供元:コミックナタリー