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イベント開始前、立ち見観客もたくさんの会場に向け、小さいおじさん役の柳原からの注意事項が流れると参加者たちは大盛りあがり。登壇者たちがステージに現れると大きな拍手と歓声が送られた。原作ファンの間でも人気の高い「連々編」を振り返るコーナーでは、まず高野がストーリーを紹介する。小野監督は制作でこだわった点について、「（このアニメは）普通のアニメより曲数が多くて、15曲くらい（使っている）」と回答。その理由については「シリアスの中にギャグパートが急にくる。その回転がめちゃくちゃ速いから、（通常のアニメの）倍くらい使っています」と解説した。また「感情がバラバラにならないように」することに注意したと話す。さらに最終話の見どころについて「お父さんとの確執とかが解決されます。どうして厳しくしているのか。入道がどのように立ち直っていくのかを見届けてほしいです」とオススメした。
第22話を振り返った高野は、晴明に本音を打ち明けるシーンを挙げ「感情を大事にしながら演じました」としみじみしながらそのシーンのセリフをさらっと読み上げる。すると柳原から「そんなさらっとじゃない！」と指摘され、そのシーンをより忠実に再現した。逢坂もこのシーンは印象的だったとし、「晴明がかっこよくて。シリーズ通して先生らしいところは初めて！」とテンション高めで語った。
全編通してさまざまな表情を見せる晴明について、逢坂は「オープニングとエンディングだけでも、えらい表情をしている」と笑顔を見せる。綾坂は第23話の「入道くんとの再会シーン」が思い出深いと話し、「『入道くんだ！入道くんだ！』ってずっと言ってました」と照れながら振り返った。
「小野監督の思考を読め！妖はじキャラクター連想クイズ！」と題した企画コーナーも展開される。当初8問のクイズが用意されていたが、トークが盛り上がり2問のみに。途中、キャスト陣が観客に質問してヘルプを求める場面も見られ、無事に1問正解することができた。さらにプレゼントコーナーでは、サブキャラクターデザイン・いとうまりこによる描き下ろし色紙と本日のステージ出演者からのサイン色紙を抽選で会場にいる2人にプレゼント。逢坂は「俺にくれよ！」と羨ましがり、高野も「欲しいですね」と共感する様子を見せた。
最後に登壇者は締めの挨拶を観客に送る。逢坂は「全24話。最近はなかなか2クールものは少ないですし、現場は若いキャストもいっぱいいて。中には初アフレコ！という子もいました。本当に先生の気分を味わえました」と充実感を滲ませ、「役者としては教えられるようなことは正直持っていないので、恐縮だけど……」と謙遜しつつ、「（一緒に）芝居をしている中で何かしら、拾えるものがあったならよかったかな」とコメントし、イベントは締めくくられた。
(c)田中まい／SQUARE ENIX・妖はじ製作委員会
提供元：コミックナタリー
