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アーティスト活動では異なる領域で活躍してきたが、1965年に広島県で生まれ、育ったという共通点がある奥田と吉川。広島の若手バンドマンの交流の場所だった、ショッピングアーケード内の洋服店の中にあるプライベートスタジオで高校時代にお互いの存在を知るも、広島では2人の音楽は交錯しなかった。そんな奥田と吉川が話すようになったのは、ここ数年の各地の音楽フェスでのこと。同郷ということもあって会話を重ねるうちに、一緒に飲みに行くようになったという。昔話や音楽の話に花を咲かせた2人が「一緒に何か面白いことをやろう」と話し実現したのがOoochie Koochieの結成だ。
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Ooochie Koochieは、2人が頭を突き合わせて考え抜いたユニット名。さまざまな候補が挙がる中、「遠いところと近いところ」「あちらこちら」「将来と現在」「昔と今」などという意味を持つ「おちこち」という言葉にたどり着いたという。
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そんなOoochie Koochieの第1弾楽曲となる「GOLD」は、彼らが青春時代を過ごした1970年代後半のディスコをイメージして制作された。歌詞は大人の仲間入りをする20歳前後、すでに東京で活躍していた彼らが“もしも広島で過ごしていたら”という設定で描かれており、全体を通してどこか抒情的な風景が感じられるナンバーとなっている。
YouTubeでは「GOLD」のミュージックビデオも公開に。今回の発表と合わせて、ユニットのX公式アカウント(@OoochieKoochie)も始動した。
提供元:音楽ナタリー