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「タテ読みマンガアワード」審査“する”側でSHUNTO悩む、伊織もえはコメント欄に出没

2025/2/20 日本エンタメ

コミックナタリーが主催するマンガ賞「タテ読みマンガアワード 2024」の授賞式が、本日2月20日に東京・UDX AKIHABARA SPACE UDXシアターで開催された。イベントにはコミックナタリー編集長・坂本恵、国内作品部門、海外作品部門、完結済み部門の受賞者、ゲスト審査員の伊織もえ、SHUNTO(BE:FIRST)が登壇。MCは吉田尚記が務めた。本記事では各部門の授賞式の様子と、伊織、SHUNTOのトークセッションの様子をレポートする。

コミックナタリーが主催するマンガ賞「タテ読みマンガアワード 2024」の授賞式が、本日2月20日に東京・UDX AKIHABARA SPACE UDXシアターで開催された。イベントにはコミックナタリー編集長・坂本恵、国内作品部門、海外作品部門、完結済み部門の受賞者、ゲスト審査員の伊織もえSHUNTOBE:FIRST)が登壇。MCは吉田尚記が務めた。本記事では各部門の授賞式の様子と、伊織、SHUNTOのトークセッションの様子をレポートする。

左から廣田佳穂氏、つるこ。、SHUNTO、高ウンビ氏、伊織もえ、吉田奈穂氏(「氷の城壁」関係者、集英社マーガレット編集部)、江藤俊司。
【写真】伊織もえ&SHUNTOがタテ読みトーク、阿賀沢紅茶はスタッフに手を引かれ登壇(全32枚)

コミックナタリー編集長・坂本恵の挨拶

坂本恵

「タテ読みマンガアワード 2024」は、“今読んでおきたいタテ読みマンガ”をユーザー投票で決定するマンガ賞。昨年12月に行われた本投票では、28万910票が集まった。授賞式は、坂本編集長による開会の挨拶からスタート。「タテ読みマンガは近年非常に注目を集めており、コミックナタリーでもここ数年でタテ読みマンガを紹介する機会が非常に増えている実感があります。一方で、各サービスの垣根を超え、新たな作品に出会える場はまだまだ少なく、業界の方々から外への広がりがなかなか持てないという声をお聞きすることがありました。またマンガ好きの読者が集まるコミックナタリーの読者の方々からも、結局どの作品を読めばいいのかわからないという声も多く目にしていたので、『タテ読みマンガアワード 2024』の開催に至りました」と説明する。そして「なにから読めばいいか分からない方は、まずはこのランキングにランクインしている作品から読んでいただき、アワードがガイド的な役割を果たせたら幸いです」と述べ、各出版社・プラットフォームへの感謝を述べた。

伊織もえ、SHUNTOがゲスト審査員として登場

伊織もえ

ゲスト審査員として参加する伊織とSHUNTO。もとより令嬢転生ものが大好きな伊織は、どれくらいタテ読みマンガが好きかと聞かれ、「ヒロインとヒーローの見た目で『あのマンガじゃない?』って言えるくらい読んでいます」と自信を見せる。ゲスト審査員のオファーが来たとき、またゲスト審査員賞を決めたときの心境を問われると「第一にうれしいなって気持ちがありつつ、(ノミネート作品の)ほとんどが読んでいる作品だったので、どう選んでいいのかすごく迷いました。でも自分の好きなマンガを皆に伝えることができるうれしさがあったので、私利私欲と言いますか、そういう気持ちで選ばせていただきましたね」と語った。

SHUNTO

SHUNTOは移動時間やヘアメイクの時間を駆使してタテ読みマンガを読むことが多いと話す。ゲスト審査員のオファーが来たときは、「こういう場に自分が立たせていただけて、光栄だなと思いました。ノミネート作品を見たときは、自分が読んでいる作品も多々あったので『1つに絞れねえよ!』って思いながら選びましたね」と述べる。またオーディション番組「THE FIRST」では審査“される”側だったSHUNTO。今回審査“する”側の厳しさを感じたかと聞かれ「ちょっと複雑ですね。審査される側の気持ちがわかりましたし、社長(日高光啓/SKY-HI)の気持ちもわかった気がしました(笑)」と笑いながら話した。

授賞式、開幕!

坂本恵編集長とつるこ。

授賞式は国内作品部門、海外作品部門、完結済み部門の順で進行した。国内作品部門では、1位に輝いた「無能な継母ですが、家族の溺愛が止まりません!」の作者・つるこ。が登壇。坂本編集長からつるこ。に記念のトロフィーが手渡される。つるこ。は受賞を受け「信じられない!という気持ちです」と喜びをあらわにし、「どこにも居場所がなくて誰にも愛されなかった女の子・エルシャが、たくさんのファンの方に溺愛していただいたと思うと、もう、感無量です」と話す。作画を務めるSORAJIMAスタジオの受賞記念イラストを見ると「本当に特別(なイラスト)です。『エルシャ、あなたが主役です!』という仕上がりに感動しました」と胸いっぱいの様子を見せた。伊織もイラストを見て、「みんな同じ色合いの洋服で、家族お揃いっていう感じがあっていいなと思いました。まわりのお花や風船もお祝い感があって、すごくキレイです」と感想を述べた。

高ウンビ氏

海外作品部門では選ばれた20作品中18作品がロマンスファンタジーという結果に。1位を獲得した「夫を味方にする方法」のトロフィー授与では、ピッコマPR担当の高ウンビ氏が登壇し、作者のSIRUからのコメントを代読する。「これまでの、作品を制作するための時間が報われたような気持ちでいっぱいです。1位という結果を通じて、読者のみなさまに楽しんでいただけたことに喜びを感じるとともに安堵もしています」と語られ、現在休載中の同作に関して、新たなシーズンに期待を寄せてほしいとコメントが寄せられた。高氏は作品の魅力ポイントを「キャラクターの表情や背景などでタテ読みマンガならではの迫力を感じられて、没頭して読んでしまう作品です」と語った。受賞記念イラストを見た伊織は、ちょうど昨日同作のシーズン2を読み終えたばかりだと話し、「黒を基調に描かれているのが、一筋縄でいかない2人の関係性を表していると思って胸がきゅっとしました」と話した。吉田アナから「(それだけ好きな作品なら)コスプレもあっという間に再現できてしまうのでは?」と聞かれると、「好きすぎて(コスプレ)したくないかもしれない(笑)」と返す場面も見られた。

阿賀沢紅茶

完結済み部門で1位を獲得したのは「氷の城壁」。トロフィー授与では、作者の阿賀沢紅茶がパンダの被り物を被り、スタッフに導かれて登壇した。「連載が終了してけっこう経つんですけど、長く読者さんに応援していただける作品になっていることが、本当に幸せでありがたいことだと思います」と阿賀沢は語る。またSHUNTOが阿賀沢に質問をする場面も。「(主人公の小雪をはじめとするメインキャラ)4人を作るうえで、先生の背景にはどんな人がいたのか気になります」と質問すると、阿賀沢は「自分が育ってきたグループの中には明るい人や暗い性格の人がごちゃまぜにいて、みんな仲がいいことが多かったんです。読み物でも実生活でも、性格の違う子が出会ったときに発生するなにかが好きなので、なんとなく暗めの子がいたら面白いかなと思って小雪が生まれ、話を組んでいった記憶があります」と回答した。また作品ファンである吉田アナからも、あらかじめ結末は考えられていたのかと聞かれる。「実は長編の連載がはじめてだったので、2話ぐらいまで描いたときに『物語って先の方考えていないと描けない』って気づいて。そこで最後の方まで考えて描き進めました」と裏話を明かした。

ゲスト審査員特別賞に輝いたのは?

「伊織もえ賞」発表の様子。
廣田佳穂氏と伊織もえ。

ゲスト審査員特別賞の「伊織もえ賞」には「よくある令嬢転生だと思ったのに」が輝いた。壇上にはLINEマンガ広報担当の廣田佳穂氏が登壇し、伊織からトロフィーを受け取る。廣田氏は「この度は、令嬢転生ものが大好きという伊織さんに選んでいただいて、本当にうれしく思っております」と喜びをあらわにし、脚色のDOYOSAY、作画のA-Jinからのコメントを代読する。「心を込めて長い間準備してきた物語が、世界中の読者の方々に読んでもらえているということだけでも不思議な気持ちでしたが、今回このような賞をいただけたことに、本当に感無量です」「このような素敵な賞をくださった皆様に心より感謝申し上げます。また作品作りにお力添えくださった作家の皆さん、プロデューサーさんにも感謝いたします」と多くの感謝が述べられた。伊織は、同作を選んだポイントとして「予測不能な展開」とコメント。「0時更新のタイミングでいつも読んでいますが、LINEマンガのコメント欄にたまに書き込んだり、いいねをしたりして楽しんでいます」とLINEマンガのヘビーユーザーであることも話した。

「BE:FIRST SHUNTO賞」発表の様子。
江藤俊司とSHUNTO。

「BE:FIRST SHUNTO賞」には「神血の救世主~0.00000001%を引き当て最強へ~」が選出される。作品名を読み上げたSHUNTOが「“0”の数、噛まずに言えました(笑)」と笑うと、会場は朗らかな雰囲気に包まれる。そしてトロフィーはSHUNTOから作者の江藤俊司に手渡された。江藤が「社内のBE:FIRSTファンのみんなの思いを背負ってこの場に立っております、大変光栄です。BESTY(BE:FIRSTのファンネーム)の社員で悲鳴をあげている子もいました(笑)」と伝えると、SHUNTOは笑顔を見せた。そんなSHUNTOが作品を選んだポイントは「説明文」。「絵以上に、戦闘時の説明文で想像を掻き立てられるんです。例えば『この思考の時間は0.01秒だ』みたいな説明。こういうのがけっこう好きで、タテ読みならではの要素として楽しんでいます」と語る。江藤も「超人同士の戦いを描いているので、1秒間でいろんな能力が出るんですよね。それを説明文で補強している部分があるので、気に入っていただけてうれしいです」と述べた。

伊織もえ&SHUNTOのタテ読みマンガトーク

SHUNTO、伊織もえ。
SHUNTO、伊織もえ。

伊織とSHUNTOのトークセッションでは、2人がタテ読みマンガにハマったきっかけが語られる。「2019年か2020年くらいにタテ読みマンガと出会って、がっつりハマったのは『俺だけレベルアップな件』くらいから。今では0時の更新を待ち、それぞれの作品を読む習慣がついています」とタテ読みマンガへの愛を語る伊織。大好きな令嬢ものの魅力として「絵のコストの高さ」を挙げ、「公爵令嬢は毎日違うドレスを着ているし、宝石も細かに描かれていて。そして主人公の女の子も、弱いだけじゃなく、強くて自分の意志で物語を変えようとしているので、勇気をもらえます」と熱弁した。そして「タテ読みマンガをもっといろんな人に読んでほしい気持ちがあります。最初の何話かは0円で読めることが多いので、今回ナタリーさんがランキングをつけてくださったこともあって、より読みやすくなったと感じます」とタテ読みマンガの読者拡大を熱望した。

SHUNTO

伊織と同じく「俺レベ」からタテ読みマンガにハマったSHUNTO。基本はバトルやアクションものをメインで読んでいるが、ゲスト審査員として出演するにあたって、今回ラインナップされた作品は一通り読んだと明かす。そして令嬢転生ものについて「ヒロインの笑顔が自分に向けられている感じがして、自分も物語のなかの1人として読むことができました。紙の本が主流の時代だったら(このジャンルを手に取ることは)難しかったと思いますけど、今は誰でもすぐに読むことができるのがいい点だと思います。年齢層関係なくいろんな方に読んでいただけたらうれしいなと思いますね」と話した。

記者の質疑応答タイムで、受賞作以外で気になっている作品を聞かれた2人。伊織はSHUNTOが選んだ「神血の救世主~0.00000001%を引き当て最強へ~」をピックアップし、新たにバトルマンガに触れてみたいと話す。SHUNTOは「コードネーム:バッドロー」をチョイス。同作は年老いた伝説の殺し屋が、とあるきかっけで数十年前の若かりし頃に戻るというバトルアクション。SHUNTOは「強い敵が沢山出てくるし、最強の肩書が折れないように活躍をしていく主人公の姿が面白いです」と伝えた。

※高ウンビ氏の高ははしごだかが正式表記。

提供元:コミックナタリー

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