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「ひとりでしにたい」は、未婚・子なしの1人暮らしを謳歌する鳴海が、“終活”に向き合う物語。キャリアウーマンの伯母が思いもよらない孤独死をしたことから焦って婚活を始めるも撃沈した鳴海が、婚活から終活に方向転換をし、よりよく死ぬために、よりよく生きる方法を模索していく。ドラマの脚本は、大河ドラマ「青天を衝け」、連続テレビ小説「あさが来た」の
カレー沢薫は「楽しくない上に考えても仕方がないことを永遠に考え続けているような漫画を趣旨を変えることなくドラマという形で取り上げてくださった上、楽しい作品にしていただけそうで非常に感謝しております」とコメント。綾瀬は出演について「原作を読んでやりたい!と思いました」と語り、「色んな出会い、色んな恋、色んな仲間、色んな悩み、色んな喜び、色んな幸せがあって、まあ良いかって思ってもらえるような、誰かを笑顔にする一日になるよう願いを込めて演じていきたいです」と意気込みを述べた。
カレー沢薫コメント
この漫画を始める前に担当編集から「まずは描きたいものを描いてくれ」と言われたのですが「描きたいことは特にない、ただそこには漠然とした将来に対する不安があるだけ」という明日にも死にそうな奴の発想しかありませんでした。
しかし、そう都合よく明日死ぬわけもなく、むしろ「将来に対する漠然とした不安」こそが私の描きたいことではないかと思い至りました。
将来に対する不安、特に老いや死というのは誰もが避けられない憂鬱なことであり、それゆえに考えても仕方がないとなりがちです。
そんな楽しくない上に考えても仕方がないことを永遠に考え続けているような漫画を趣旨を変えることなくドラマという形で取り上げてくださった上、楽しい作品にしていただけそうで非常に感謝しております。
結婚したい相手に匂わせとしてゼ〇シイを見せるように、終活させたい相手にぜひ、ドラマ「ひとりでしにたい」をお勧めください。
綾瀬はるか(山口鳴海役)コメント
原作を読んでやりたい!と思いました。
「ひとりでしにたい」というタイトルは自分らしくありたいという思いを感じました。
コミカルに描かれたこの物語、ドラマを通じて、視聴者の皆様に笑ってほしいです。
そして色んな出会い、色んな恋、色んな仲間、色んな悩み、色んな喜び、色んな幸せがあって、まあ良いかって思ってもらえるような、誰かを笑顔にする一日になるよう願いを込めて演じていきたいです。
是非放送をご覧下さい。
大森美香(脚本)コメント
タイトルを聞いて77歳の母はびっくりしておりましたが、そういう方もどうかご安心ください。
思わず声を出して笑ってしまったり、苦笑いしたり、泣き笑いしたり、とにかくとても面白い「終活」漫画なのです。
このカレー沢薫さんの描く世界を、どうすれば有機的に立体化することができるのか?
綾瀬はるかさんをはじめとする気概ある素敵なキャストの皆さん、スタッフの皆さんとともに、決意の船出です。
きっと楽しくて、切実で、生きる力がもらえるドラマになると思います。
どうかお見届けください。
高城朝子(制作統括)コメント
原作にこんなセリフがあります。「無意識のうちに他人の目から見て、良い人生・良い死を目指していた気がする」独身、子なし、猫と暮らしている私自身、絵に描いたようなおひとり様であり、原作からたくさんの“気づき”や“勇気”をもらった読者の一人です。さて、遊び心満載の大森さんの脚本をどう映像化するか? スタッフ一同頭をフル回転で挑んでおります。そしてこの脚本を綾瀬はるかさんをはじめ豪華キャストの皆さんが、どのように演じられるのか、ワクワクしております。
どうぞご期待ください。
土曜ドラマ「ひとりでしにたい」(全6回)
NHK総合テレビ:2025年6月21日(土)より毎週土曜日22:00~22:45
※再放送は毎週火曜日24:35~25:20
スタッフ
原作:カレー沢薫「ひとりでしにたい」
脚本:大森美香
制作統括:高城朝子(テレビマンユニオン)、尾崎裕和(NHK)
演出:石井永二、熊坂出、小林直希(テレビマンユニオン)
キャスト
綾瀬はるか
提供元:コミックナタリー