葛飾北斎の展覧会「HOKUSAI : ANOTHER STORY in TOKYO」のメディア先行内覧会が本日1月30日に東京・東急プラザ渋谷で行われ、スペシャルコラボアーティストの
2月1日から6月1日まで東急プラザ渋谷で開催される「HOKUSAI : ANOTHER STORY in TOKYO」は、北斎が生きた江戸の浮世にタイムスリップしたような新感覚を味わえる“映像×サウンド×触覚”の次世代型イマーシブ体験。メインエリアは北斎の部屋、光の部屋、大地の部屋の3カ所が用意されている。会場では超高精細イメージデータを使用し、ソニー製LEDディスプレイのCrystal LEDを通して葛飾北斎の作品をリアルに再現。さらに床が水たまりや砂浜に変わったかのように感じさせるソニーの触覚提示技術などの演出により、北斎が見た景色や歩いた感覚を体感できる。なお中島とのコラボレーション企画として、「HOKUSAI : ANOTHER STORY in TOKYO」にインスパイアされた中島のオリジナル楽曲の制作が決定している。
江戸アリーナでライブがしたい
まずは展覧会全体の演出を手がけたRED社の猪口氏、北斎関連の企画協力・画像提供・監修を行ったアルステクネ社の久保田氏、クリエイティブディレクターのソニーPCL株式会社の荒井氏、コラボアーティストとしてアートクリエイターのCOIN PARKING DELIVERY、オーストラリア先住民族の伝統楽器ディジュリドゥの奏者および画家の
「もしも江戸時代にタイプスリップするとしたらやってみたいことは?」と司会者に尋ねられると、中島は「江戸アリーナというものがあったら、江戸アリーナでライブがしたい」と江戸時代に行ってもアイドル活動を行うことを宣言。さらに「北斎さんは多くの表現をお客さんに届けることによって、ご自身の芸術性のレベルを上げていったような気がするんですよね。僕自身も江戸にタイムスリップしたら、お客さんの前で何かを表現して人生を過ごしたいなと思っています。そして、ライブの帰りに江戸前寿司を食べたい」と述べ、「歌川広重さんも腕を組んでライブを観てくれるんじゃないですかね。『彼、いいね』って」と想像を膨らませる。「もしも生まれ変わることができたらなりたいものは?」という質問には、熟考したうえで「光源氏。“モテ”の極地を一回体験してみたい」と回答した。
北斎先輩との夢の共演
「北斎が現代に来たらやってみたいコラボは?」という質問が記者から飛ぶと、中島からは「映画かドラマで共演したいです」という言葉が。「北斎はどのような役?」と質問が続くと、中島は「すごい重役。日曜劇場などのドラマでご一緒できたらうれしい。僕は平社員。そこからのし上がって、最終的に北斎さんと対決する。対決ものの作品に北斎先輩と一緒に出てみたい」と自由な発想で語った。また、“没入型”の展示会にちなんで「最近没入していることは?」と尋ねられると、中島は「シルクですかね。去年新しいスタートを切って、表現の密度がさらに濃くなっている。それでちゃんと睡眠をとらないといけないなと気遣うようになって、ベッドシーツをシルクに変えたんですね。そのシルクのスーツで寝るときの心地よさがたまらなくて。寝るときの格好もシルクのパジャマにして、シルクに挟まれながら寝ています。本当に気持ちがいいですよ」と微笑んだ。
北斎が70歳を超えてから代表作を発表したことから「中島さんは70歳になったら何をやっていますか?」と問われた中島は「いったん宇宙にでも行っておきますかね。この先50年、60年で宇宙に行く技術も向上しているはず。宇宙に行って歌やライブができたらいいなと思っています」と宇宙でのアイドル活動にも意欲を見せる。最後には「日本が誇る稀代のアーティストである葛飾北斎さんにコラボアーティストとして関わることができて、とてもうれしく思っています。幅広い世代の方々に北斎さんの歴史や芸術を知っていただきたいなと思っています。その入り口として、この展覧会に多くの方に来ていただくことで、日本のアートの奥深さをさらに届けられると思います。北斎さんのように、僕も多くの場所に日本の歴史と芸術を届けに行きたいです」と述べ、内覧会を締めくくった。
提供元:音楽ナタリー