しもかわらゆみによる絵本「ねえねえ あのね」がショートアニメ化され、本日1月24日に放送・配信が開始された。監督は「化け猫あんずちゃん」「ペンギン・ハイウェイ」で作画監督などを務めた石舘波子、アニメーション制作は「映画 すみっコぐらし」シリーズ、Netflix「アグレッシブ烈子」などのファンワークス。声を
講談社の絵本をショートアニメ化してテレビCMやWeb上で公開するプロジェクト「アニエホン」。第4弾としてアニメ化された「ねえねえ あのね」では、まざまな動物たちが「大好き」という気持ちをつぎつぎに伝え、無償の愛でつながっていく物語が展開される。原作は「第7回KFS絵本グランプリ」でグランプリを受賞・デビューを果たし、フランス、ドイツなど10カ国から翻訳オファーを受けた。アニメでは、優しい世界観があたたかく柔らかな光に包まれた映像で再現されている。
アニエホンでは30秒のショートver. と、2分30秒のロングver.の2種類を制作した。ショートver. は全国のテレビCMとして放送され、ロングver.は公式YouTubeでディレクターズカット版として公開。また海外の視聴者も楽しめるよう、英語字幕版も制作された。
石舘は原作への印象を「なにか事件が起きるでもなく、大げさな物語があるわけでもない、大好きのリレーがつながっていくだけというシンプルさ! むしろだからこそ奥深い」と語り、「その素晴らしさを損なわず、どうやってアニメーションで表現できるか、ということに大変苦心しました」と明かす。しもかわらは「軽やかな筆致の動物たちが動き回る姿のなんとのびやかで、そして幸せそうなことでしょう! 多くの方に楽しんで観ていただけたら嬉しいです」とコメントした。
石舘波子監督コメント
「ねえねえ あのね」という素敵な作品の映像化のお手伝いができて、とても幸せでした。
なにか事件が起きるでもなく、大げさな物語があるわけでもない、大好きのリレーがつながっていくだけというシンプルさ!
むしろだからこそ奥深い……というのがこの作品の何よりも素晴らしいところです。
その素晴らしさを損なわず、どうやってアニメーションで表現できるか、ということに大変苦心しました。
その動物ならではの愛らしさはもちろん、この作品のはじまりであり帰結する先である、優しく包まれるような親子の愛も、動きの中で表現できていたら嬉しく思います。見てくださった皆さまが、どうか大好きな人に「大好き」と伝えたくなりますように。
しもかわらゆみコメント
優しくされたら優しくしたくなって、親切にされたら親切にしたくなって、好きって言われたら好きって伝えたくなって……。
そんな幸せが循環する世界を描きたいなぁという思いから、このおはなしは生まれました。
今回、アニメーションにしていただけるとうかがった時は、どのような形になるのかちょっぴりの不安もあったのですけれど、軽やかな筆致の動物たちが動き回る姿のなんとのびやかで、そして幸せそうなことでしょう!
多くの方に楽しんで観ていただけたら嬉しいです。
「アニエホン『ねえねえ あのね』」
全国のテレビCM枠にて放送、YouTubeで公開中
スタッフ
制作:ファンワークス
監督:石舘波子
音楽:羽深由理
声の出演
水谷悟子
(c)しもかわら ゆみ・講談社/ANIMEHONプロジェクト
提供元:コミックナタリー