フィリピン中央銀行によると、6月末時点のフィリピンの対外債務が1488億7000万ドルと3月末時点の1467億4000万ドルに比べて1.5%増加し、過去最高を更新した。今年4~6月期に国債発行などで6億6096万ドルを借り入れたことが対外債務拡大に影響した。しかし、対国内総生産(GDP)対外債務比率は3月時点の31.5%から6月には31.2%へと下落している。6月期の対外債務のうち、短期償還期限の対外債務額は286億3000万ドル。同月の総外貨準備高は1060億ドルとなっており、短期償還期限の対外債務額の3.7倍に相当する十分な水準を維持しており、他の新興国にそん色ない安定さを示している。(15日・スター)
6月対外債務 過去最高更新
2025/9/17
経済
