オセアニア海洋部に浮かぶ島国、ナウルのフラッグキャリアーであるナウル航空はこのほど、別の島嶼国家であるパラオ共和国とフィリピン・クラーク国際空港を結ぶ直行便を就航させた。ボーイング737-700型機を投入し、9月初旬から毎週金曜日の1往復便の運行を開始した。パラオにはフィリピン人海外就労者が3000人近く居住しており、同国の人口の17%近くを占め、建設業や医療、ホテルや観光業では貴重な労働力として迎え入れられている。ナウル航空はナウルやパラオ、キリバスやマーシャル諸島、豪州ブリスベーンなど豪州と大平洋諸島を結ぶ航空網を構築しており、今後、アジア地域への路線拡張に向けてクラーク空港を拠点空港の一つとして利用する方針だという。(9日・インクワイアラ―)
パラオ~クラーク便就航 ナウル航空
2025/9/11
経済
