国内建設大手EEIは22日に声明を発表し、首都圏マカティ市やパンパンガ州、カビテ州などの自社所有地で独自で不動産開発事業に参入する計画を明らかにした。ヘンリー・アントニオ社長兼CEOは声明で「不動産開発は我々の組織の論理的かつタイムリーな進化を示している」と述べ、経営多角化で収益拡大を目指す姿勢を示した。同社はこれまで政府の主要なインフラ事業を含む建設事業に注力してきたが、パンパンガ州クラークで「手ごろで高級な」マイクロコンドミニアム建設事業の着手を予定しているほか、カビテ州では分譲住宅地に商業施設やオフィスビル、スポーツ&レジャー娯楽アメニティーなどを併設した統合的住宅地開発事業にも乗り出す計画。EEIは昨年決算で損失を計上しているが、今年は7月までに総額368億5000万ペソの受注額を計上するなど前年同期比40%拡大しており、黒字決算が期待されている。(23日・インクワイアラ―)
建設大手EEI 不動産開発参入へ
2025/8/25
経済
