アジア開発銀行(ADB)は国際農業研究協議グループ(CGIAR)と提携し、2025年から2030年にかけてフィリピンにおけるコメ増産事業に5億ドルを出資する計画を明らかにした。ADBが計画しているアジア太平洋地域における持続可能で二酸化炭素排出量を抑えたコメ増産プログラム(事業総額15億ドル)の一環としてフィリピンの灌漑開発や高収益・レジリエントな稲作栽培法の導入、農業ロジスティックインフラの開発などに投資を行う。また、ビル&メリンダ・ゲイツ財団とも提携して、高収量農法の促進や農業用水の持続可能な使用方法、インクルーシブなバリューチェーンの構築、最貧困地域における栄養改善プログラムにも関与する。同行はバングラデシュ、カンボジア、パキスタン、中国でも同様な事業に着手している。(10日・マニラタイムズ)
比コメ増産事業にADBが5億ドル
2025/6/12
経済