農務省は23日に声明を発表し、国内の家畜感染症対策でワクチンの規制枠組の確立に向けて食品医薬品庁(FDA)との提携を強化すると明らかにした。具体的には国内における養豚業向けのアフリカ豚熱感染と養鶏場向けの鳥インフルエンザ感染に対するワクチンをそれぞれ調達したり、国内での治験や安全性モニタリングなどを協力して行う。特に、ワクチンの治験や評価などは農務省畜産局が行うほか、市場流通後のモニタリングや規制プロセスへの遵守状況の監督などはFDAが担当するという。アフリカ豚熱感染に対するベトナム製ワクチンの治験は現在、国内の豚4万頭を対象に実施されており、これまでにワクチン接種したうち86頭の死亡が確認されているという。同局によると現在、国内の4地域の4州でアフリカ豚熱感染例が確認されている。(24日・インクワイアラ―)
家畜感染症対策で 農務省とFDA提携
2025/5/26
経済