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日比の損害保険業界が知見共有 比で10年ぶりのセミナー開催

2025/2/19 経済
開会の辞を述べる損害保険事業総合研究所 後藤浩之理事長=青柳一臣撮影

日本国際保険学校(ISJ)、フィリピンで10年ぶりに海外セミナーを開催

首都圏マカティ市のホテルで18日、日本国際保険学校(ISJ)が主催した2024年度海外セミナーが開催された。本セミナーは、フィリピン損害保険・再保険協会(PIRA Inc・)と協力して実施され、およそ100名が参加した。フィリピンでは2015年の第22回セミナーから10年ぶりの開催となる。

 国連貿易開発会議(UNCTAD)の勧告、および東アジア保険会議(EAIC)からの要請を契機に、一般社団法人・日本損害保険協会は、公益財団法人・損害保険事業総合研究所と提携し、東アジア諸国・地域における保険技術協力と交流を目的としてISJを設立。各国・地域の損害保険会社や保険監督官庁の職員を日本に招き、一般コースや上級コースの研修事業を実施しているほか、1972年からは毎年開催地を変えながら日本から講師を派遣し、各地のニーズに応じたテーマで講義を行う海外セミナーを開催している。

 本セミナーでは、東アジア地域における保険市場の発展や最新のリスク管理手法、デジタル技術の活用などが主なテーマとして取り上げられた。今回の講師には、金融庁の池田賢志総合政策課長のほか、日本の損害保険業界の専門家が招かれ、フィリピンの保険業界関係者らと知見を共有した。

 現在、日本の損害保険会社上位三社がフィリピンの損害保険会社とそれぞれ合弁企業を設立し、損害保険事業を展開している。

 同セミナーに参加していたフィリピン損害保険・再保険協会のマイケル・レリョサ専務理事はまにら新聞の取材に対し、「フィリピンの発展に伴う損害保険需要を充足して行くため、先進的な日本の損害保険業界との知見共有によって、保険商品のラインナップを拡充し、損害額の算定および保険金支払いの迅速な対応などで、顧客の満足度を高め損害保険加入率を高めてゆきたい」と日本側との協力強化の必要性を強調した。

また、日系損害保険会社のPGA・SOMPO取締役上級副社長の山本太一氏は、「携帯端末の活用により、加入から保険請求まで、簡単・迅速なサービスの提供を推進することなどで、フィリピン在来の欧米損害保険会社との差別化を図ってゆく」と本紙に語っている。(青柳一臣)

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