アジア開発銀行(ADB)は27日、アヤラ・コーポレーションとの間で、アヤラ子会社のACモビリティが進める電気自動車向け充電施設の拡充を柱とする電気自動車システム開発支援融資で合意した。カナダ政府による「アジア民間セクターのためのカナダ気候基金」からの出資分を含む合計1億ドルをADBが融資する。ACモビリティは現在、韓国起亜、フォルクスワーゲン、BYD、ホンダ、スズキの自動車販売代理店を展開するほか、電気自動車の販売拡大に向けて充電施設の拡充にも取り組んでいる。また、ACモビリティは27日、電気自動車の所有者に対して充電施設利用料の20%割引サービスを付与する会員制プログラムを立ち上げたことを明らかにした。このプログラムへはアプリから加入でき、車両の車種に合致した充電施設の場所の紹介や、充電時間のモニター、電子決済などのサービスが利用可能。(28日・スター)
EV充電事業に1億ドル融資
2025/1/30
経済