フィリピン公正取引委員会(PCC)は5日、企業の合併や株式買収案件に関するPCCの審査対象となる契約額の下限を10億ペソから最大50億ペソまで引き上げたと明らかにした。国内企業などから、審査対象となる契約額が低いため、多くの案件がPCCの審査手続き待ちとなり合併や買収案件が早く進まないと苦情が出ていた。19年3月1日からは、審査対象となる契約額の下限を国内総生産(GDP)の伸び率に合わせて、自動的に調整することも通達に盛り込んだ。(6日・スタンダード)
合併や買収案件の審査対象を引き上げ
2018/3/9
経済