国家食糧庁(NFA)はまもなく、国民の主食としてトウモロコシ混合米を普及させることの妥当性を確認するため調査を開始する。具体的には、フィリピン・トウモロコシ農家連合(Philmaize)に加盟する農家と連携して、消費者にトウモロコシ混合米の味覚テストを実施する。
フィリピンはコメの生産量が需要に追いつかず2016年も140万トンのコメを輸入した。トウモロコシ混合米が普及することで、コメの輸入にかかる政府予算を軽減できるのに加え、トウモロコシにコメより優れている栄養素も含まれていることから健康食としても期待がかかっている。
比国内では現在、国民のおよそ2割がトウモロコシを主食にしている。(12日・スター)