イワシやメアジなどの乱獲に頭を痛めている農務省の漁業水産資源局(BFAR)は、特にミンダナオ地方北サンボアンガ州周辺海域で、期間を限定してイワシの禁漁を検討することを明らかにした。
BFARによると、乱獲が問題になっているのは、比全土で約10海域。これらの海域では、沿岸漁民が1平方キロメートル当たり、約70人にのぼり、生後1年未満の13センチほどのイワシも漁の対象になっている。
イワシの場合、生後2〜3年で成熟し、体長15〜20センチに成長した時に捕獲するのが最適とされる。このためBFARでは、特にイワシ漁が盛んで、缶詰工場などが数多い同州周辺の漁場で、年1〜3カ月間の禁漁を検討するという。(13日、インクワイアラー)