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笹生 全米女子オープン優勝 最年少記録タイでメジャー制覇 畑岡とのプレーオフ制す ゴルフ

2021/6/8 文化・スポーツ
全米女子オープンで優勝し、優勝杯を手にする笹生優花選手

女子ゴルフの全米女子オープンで比と日本の二重国籍で19歳の笹生優花がプレーオフを制して初優勝

 女子ゴルフのメジャー大会、全米女子オープン(優勝賞金100万ドル)は6日、サンフランシスコのオリンピック・クラブ(パー71)で最終ラウンドが行われ、フィリピンと日本の二重国籍で19歳の笹生優花(さそう・ゆうか)が優勝した。通算4アンダーの280で並んだ畑岡奈紗との3ホールにわたるプレーオフを制した。フィリピン人によるメジャー大会制覇は男子を含めて初の快挙。フィリピン人または日本人の優勝も76回の大会史上初めて。19歳11カ月17日の笹生は、2008年に勝った朴仁妃(韓国)の最年少優勝記録に並んだ。

 時事通信によると、プレーオフは規定の2ホールでは笹生、畑岡両選手ともパー。サドンデスで行われた3ホール目に笹生がバーディーを奪って決着した。笹生は3度目の全米オープン挑戦で優勝し、米ツアー初勝利を挙げた。 首位に1打差の2位からスタートした笹生は3バーディー、1ボギー、2ダブルボギーの73とスコアを落としたが、トップタイでラウンドを終えた。

 6打差の6位から出た畑岡は6バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの68をマークし、トップに並んだが、悲願のメジャー制覇はならなかった。上原彩子は通算11オーバーの41位だった。

 笹生は記者会見で約15分間、感激の涙を浮かべながら、選手生活を支えてきてくれた家族や関係者への感謝の言葉などを述べた。笹生は日本人の父、フィリピン人の母を持ち、東京五輪に比代表で出場する見込み。

 笹生は日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)所属のプロとして昨年、デビュー。国内ツアー全14試合に出場し、8月のNEC軽井沢72、ニトリレディスの2戦連続優勝を含め、トップ10入りが最多の8回、獲得賞金でも9389万円でトップだった。昨年11月の全米女子オープンでは13位で、世界のトップ選手と肩を並べる実力を見せた。今年3月にはフィリピンのスポーツ記者協会による2度目の「アスリート・オブ・ザ・イヤー」を受賞している。(谷啓之、7面に関連記事)

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