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3月20日のまにら新聞から

マニラ市のジェンダー政策 女性月間に寄せて

[ 738字|2020.3.20|社会 (society)|新聞論調 ]

 今月8日は国際女性デーで、国中がこの日を祝った。今月は女性月間で、今も様々な取り組みが続く。マニラ市は全力で女性のエンパワメントとジェンダー平等を支持しており、フィリピンの進歩と発展への女性たちの大きな貢献に対して敬意を表する。女性たちは過去、男性の補佐役という古い役割に押し込められ、社会の後方に追いやられていた。

 今月、まずは、われわれを生み育ててくれた母親に抱擁やキスをして、どれほどわれわれが母を愛しているのかを伝えよう。

 そして、皆さんの職場にいる女性たちにも敬意を払うよう求めたい。マニラ市では、女性が軽んじられることは決してないと安心してほしい。女性と男性は常に平等な立場にある。マニラ市役所でも、多くの女性が一般職員、そして部署長や機関のトップとして活躍中だ。彼女たちの働きを見れば、女性も男性と同等の機会が与えられるべきなのは明らかだ。当市は、「ジェンダーと開発(GAD)」事務所の職務にも力を入れ、ジェンダー平等を実現する各種計画の策定に努めている。

 ところで最近、私の元に小学生の女児が助けを求めてきた。レイプ被害に遭い、加害者を法的に訴えたいという。彼女は辛い体験に震え、さらに告訴を断念するよう加害者の仲間に脅されてもなお、加害者が処罰されるべきという強い意志を持っていた。加害者は、彼女とその母親が家族のように接していた23歳の男だった。私は「市長特別対策チーム」の責任者と所轄の警察署長に対し、加害者の仲間に脅迫をやめさせるよう指示した。私からも直接、警告を発しており、市民にも情報提供を呼びかけている。マニラ市の最新の取り組みを知るには、私のフェイスブックページを閲覧してほしい。(16日・ブレティン、イスコ・モレノ・マニラ市長)

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