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1月5日のまにら新聞から

改革をさらに進めよ 成長維持のために

[ 633字|2020.1.5|社会 (society)|新聞論調 ]

 私たちはドゥテルテ大統領による3年半の統治を目撃した。政権はフィリピンのような低中所得国が苦しんでいる問題に正しく焦点を当てた。それはインフラ整備だ。今後は永続的な課題として完了したプロジェクトの維持管理をしていかなければならない。人口が増加し、経済活動の中心も変わり、生産と流通の新しいプラットフォームに対する需要が生じるからだ。

 農業のインフラも、絶え間ない改善が必要だ。比の農業の国際的競争力を高めなければならない。

 インフラ整備には道路や鉄道などハード面だけでなく教育などソフト面もある。ドゥテルテ政権は公立大学の無償化を成し遂げたが、経済協力開発機構(OECD)の「国際生徒評価のためのプログラム」(PISA)で、比は散々な結果となった。教育の質をめぐる課題も克服していかなければならない。

 インフラのダイナミズムを背景に、今年の比経済を成長させるためには、まず、予算成立の遅れを繰り返してはならない。税務管理と新しい税制措置をパッケージとしてバランスを取る必要もある。税制改革法案(第2弾)の成立は優先されるべきだ。この法案によってさらなる成長と信用格付けアップを獲得できる。

 政府には巨大な政治資本がある。これを違法薬物との戦いや汚職撲滅だけに使うのではなく、比の主要な構造改革のために戦略的に使用する必要がある。

 このような努力を続けることで、年率7〜8%の成長は初めて可能になる。(1日・マニラブレティン、ディワ・ギニグンド)

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