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11月10日のまにら新聞から

北朝鮮に合同和平交渉団派遣を ASEAN首脳会議への提案

[ 780字|2017.11.10|社会 (society)|新聞論調 ]

 元下院議長およびアジア太平洋経済協力会議(APEC)の比特使として、私は、朝鮮半島の和平に向けた「APECとASEANによる小規模の合同交渉団」の派遣を提唱する。21のAPEC加盟国と10のASEAN加盟国は、ベトナム(11月8〜11日)とフィリピン(10〜14日)で年次首脳会議のために続けて会合を持つ。首脳らはこの2週間で北朝鮮に合同和平交渉団を派遣する案について話し合いをすることができるのだ。

 ドゥテルテ大統領は、この新しい方法が、同半島で続く批判の応酬を緩和し、困難な和平への機会をもたらすものになると期待している。

 私は、朝鮮半島に関する会談はAPEC主要メンバー、米国、中国、ロシア、日本、韓国、ASEAN代表、北朝鮮を含む7者以下の上級または中級レベルの代表によるものになると予想する。 朝鮮戦争は終わったが、双方とも平和条約に署名しておらず、規定上は戦争状態が続いている。北朝鮮が核兵器を開発したため、核戦争の脅威が存在する。

 1990年、当時の下院外交委員長として、私は北朝鮮の建国者で、現在の指導者である金正恩の祖父にあたる金日成国家主席と平壌で会った。我々は比と北朝鮮の外交関係について合意し、北朝鮮が比の新人民軍を支援しているとの流言を否定するに至った。さらに国家主席の別荘で、彼が韓国を攻撃しようとしているとの憶測が本当であるのか尋ねると、こう返答された。「我々が南を攻撃すれば南は破壊される。だが北の我々も破壊されるだろう」。

 数週間後、私の招きで副主席が訪比した。当時のコラソン・アキノ大統領の外務長官と公式の外交関係について合意を目指すためだった。その約1年後、日本の自民党の指導者である金丸信氏が平壌を訪れ、当時元大統領となっていたジミー・カーター氏もそれに続いた。(5日・ブレティン、ホセ・デベネシア氏)

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