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1月9日のまにら新聞から

新年の10の願い

[ 708字|2012.1.9|社会 (society)|新聞論調 ]

弾劾裁判や渋滞問題

 われわれフィリピン人は、いかなる災害に見舞われようとも、新年に希望を抱こうとする。この傾向は、10人中9人が「新年に希望」と答えた最近の世論調査でも立証されたわけだが、2012年を迎えるに当たって10の願いを列挙する。

 ①最高裁長官の弾劾裁判が適正に進められ、その結果が特定の政治的利益ではなく民主主義制度の強化につながること。

 ②首都圏開発局(MMDA)が違法路線バスを徹底排除し、首都圏の交通渋滞を緩和してくれること。

 ③アジア人初の国際刑事裁判所判事に選出されたサンチャゴ上院議員やミスユニバース大会などで入賞した比人女性、パッキャオ選手のように世界で活躍する比人がさらに増えること。

 ④教育省が教室と教員不足の問題を解決し、子供たちが才能と知性を無駄にすることがなくなること。

 ⑤人命を救うため、気候変動対策委員会が行動計画を着実に実行し、地方自治体との連携強化やインフラ整備に取り組むこと。

 ⑥年平均20の台風に見舞われる中、気象庁が最新機器を整え、予報や警報を適切に発令できるようになること。

 ⑦観光産業に多大な損害を与えている、米連邦航空局(FAA)による比航空会社の格付けが現在の「カテゴリー2」から「1」へ上がり、現政権の進める整備事業でマニラ空港が「世界最悪」の汚名を返上すること。

 ⑧最も腐敗しているとやゆされる関税局がビアゾン新局長の下、汚職を撲滅して密輸対策を強化すること。

 ⑨国民が法律を順守して悪を追い払い、災害防止のため環境保護に配慮すること。

 ⑩国の将来にとって重要な人口抑制法案などの審議が進むこと。(1日・スター、ベブ・ロムアルデス氏)

新聞論調