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12月10日のまにら新聞から

性的乱脈と品格低下

[ 688字|2007.12.10|社会 (society)|新聞論調 ]

コールセンターの内幕

 驚異のコールセンター産業に関する報告は相当な数に上るだろう。二十代の若者たちに対する気前のよい賃金、特典や全国での雇用提供などだ。しかしコールセンターには知られざる問題がある。五年間にわたる勤務経験を記そう。

 事実の1。コールセンターは同性愛者の聖地になっている。トイレで同性愛者をいじめる攻撃的なホモ嫌い、本来は異性愛者なのに同性愛に引き込まれる者、公然たる同性愛者などがいる。

 事実の2。大学を出たばかりの二十二歳から二十五歳の若者が上司になる。これらの若者は特別な技能や知性があるわけではなく、上役に対してゴマをする才能で地位を得るのだ。

 事実の3。裏表のある薄っぺらな人間の天国。親切なふりをして、裏に回っては悪口を言う奴らだ。

 事実の4。現代版「エデンの園」。アダムとイブのように男女が出会って恋をする。独身なら、それも良いが、既婚の男と女が不倫して配偶者をほっぽらかす。道徳も社会的義務もどこへやら、欲情が完全に勝ちを制している。

 事実の5。コールセンターは外国旅行のチケットだ。企業の多くは優秀な人材を手に入れるため、外国での研修を売り物にしている。企業の費用負担でアメリカやイギリスに行ったという話は山ほどある。

 コールセンターのこうした実情を知っている人は非常に少ない。私の意図はそこで働く人々をからかったり、汚い真実を暴露することにあるのではない。単に私の経験を語ったにすぎない。私はこの業界のすべてを見てしまった。信じられないような魔法の旅と思って、飛び込んでみる価値はあるかも知れない。(4日・インクワイラー、アリン・ララ氏)

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