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1月9日のまにら新聞から

完ぺきな政治家に

[ 665字|2006.1.9|社会 (society)|新聞論調 ]

政治家別「年頭のお願い」

 完ぺきな政治家にはまだ巡り合ったことがない。残念ながら、二〇〇六年を迎えた今も、「今年こそはより完ぺきに近づいてほしい」と願わざるを得ない状態だ。そこで、わたしなりの政治家別「年頭のお願い」を列挙したいと思う。

 デカストロ副大統領 自身の立場を明確に示してほしい。安全な発言をやめ、今年は政治姿勢を国民に知らしめてもらいたい。

 ドリロン上院議長 上院をさらに生産的な場にするため、党首を務める自由党の統合と機能強化を。

 デベネシア下院議長 「簡潔さの美徳」に気付いてほしい。旧友との付き合いを大切に。

 パギリナン上院与党院内総務 より強い求心力で上院に秩序を。

 ピメンテル上院野党院内総務 より攻撃的に、建設的な代案を政権に投げ掛けてほしい。

 アンガラ上院議員 自身のいるべき正当な場所を見つけ、かつての立法への熱意を取り戻してほしい。

 アロヨ上院議員 記者会見を。一匹おおかみ議員の機知に富んだコメントは格好の新聞種となる。

 ビリヤール上院議員 「それはそうだが、一方ではそうではない」などと「一方で」を多用しないで。

 ゴードン上院議員 もう少しゆっくり話すこと、そして聴聞会などで他人の話をきちんと聴くことを学んでもらいたい。

 ギンゴナ前副大統領 もう少し早口に。六つの単語に一分を費やすと、多くの記者はテープレコーダーを止めてしまうから。

 全上院議員 テレビ中継されない、通常の委員会にも気配りを。

 全下院議員 定足数不足にならないよう本会議や委員会に出席を。(3日・タイムズ、エフレン・ダナオ氏)

新聞論調