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8月16日のまにら新聞から

報酬の高額化進む

[ 687字|2004.8.16|社会 (society)|新聞論調 ]

同伴サービス問題

 若手セクシー女優のケアンナ・リーブスが、テレビのインタビューで同伴サービスをしたことがあると明かした。同伴サービスとは売春の上品な言い方で、彼女は政治家たちと寝たことを認めた。下院政党リスト制で選出された左派系政党バヤン・ムナの女性議員、マサ議員はこれらの政治家の名前を明かすようリーブスに求めているが、他人のプライバシーをのぞき見るようなことはやめた方がいいと忠告したい。

 きちんと対価を支払っている限り、政治家や政府高官がリーブスと寝たかどうかはわれわれの知ったことではない。そもそも、同伴サービス自体がニュースでない。一部の政府高官が高級コールガールの常連客であることはよく知られていることだ。コールガールは女子大生、OL、モデル、ミスコンテストの上位入賞者、女優ら。一回につき一万五千ペソから五万ペソという高収入に釣られ、副業代わりにやっている。

 有名女優やミスコンテストの勝者であれば、報酬は数十万ペソにもなる。エストラダ政権下、前大統領の取り巻きの一人がある女優に百万ペソを支払い、報酬の高額化を招いた。それまでの最高額は十万ペソで、取り巻きは他の男たちから恨まれる羽目になった。

 同伴サービスを利用しているのは政治家や政府高官だけでない。裕福な中国系フィリピン人、名の知られた実業家もいる。ある政府高官は誕生日プレゼントとして、取引先から有名女優を一晩あてがわれたそうだ。また、同伴サービスに付随して、利用者の間ではバイアグラなどの使用が広まっているという。なぜこんなことを知っているのかは内緒にする。(12日・インクワイアラー、ラモン・トゥルフォ氏)

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