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9月5日のまにら新聞から

ハロハロ

[ 715字|2016.9.5|社会 (society)|ハロハロ ]

 インドネシアは8月17日、71回目の独立記念日を、首都ジャカルタの大統領宮殿で厳かに祝ったが、その同じ日、五輪の舞台・リオデジャネイロから記念日に一層の栄光と華やかさを添える「朗報」が舞い込んだ。インドネシアの国技、バドミントンの混合ダブルス決勝で、同国ぺアが優勝し、見事、金メダルを獲得したのだ。メダル候補だった同国の女子ダブルスなどが早々と敗退していただけに、この快挙に国中が沸き上がった。

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 軽量のシャトルコックを、ネットを挟んで打ち合う、一見、単純な競技に思えるが、その実、スマッシュ時、シャトルは優に時速300キロを超えて打ち込まれるなど、並外れた反射神経、体の柔軟性と強じんさが同時に求められる激しいスポーツ。インドネシアはこれまでに何人もの名選手を輩出、バドミントン界のリーダー役を果たしてきた。その象徴が1992年のバルセロナ五輪。バドミントンがこの大会から初めて公式競技入りし、インドネシアは男、女シングルスで金メダル2個を獲得。同国の五輪史上、初の金メダリスト誕生の瞬間でもあった。

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 今回の混合ダブルスペアは、テンポ良いコンビネーションを武器に勝ち上がり、決勝では相手ペア(マレーシア)にストレート勝ちを収めた。帰国したペアを宮殿に迎えたジョコ大統領は「国民は感動し勇気をもらった」とたたえた上で、両選手の金メダルを手にとりながら、「国の威信を高めてくれた。政府は各自に50億ルピア(約3900万円)を贈る」と言明、祝福した。「時の人」となった2人には所属先の大手タバコ会社、さらに出身州などからも報奨金、住宅などが贈られ、長年の厳しい努力が一気に報いられている。(道)

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