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1月6日のまにら新聞から

ハロハロ

[ 594字|2014.1.6|社会 (society)|ハロハロ ]

 年末のTVで「のどじまんザ!ワールド」なる番組を初めて見た。外国人による「日本の歌」のど自慢である。世界各国の応募者約4千人から15人が選抜されたという。米国の4人をはじめ英国、ドイツ、ポルトガル、ニュージーランド、ブラジル、ジャマイカ、インド、モンゴル、スリランカなどからの競演だが、残念ながらフイリピン人はいなかった。

 歌い手はもちろん若者ばかり。歌もポップスがほとんど。後期高齢者の筆者が知っていた歌は「見上げてごらん夜の星を」(坂本九)「聖母たちのララバイ」(岩崎宏美)「FOR YOU」(高橋真梨子)の3曲。あとはただただ、あっけに取られて聴いていた。連中、皆歌が上手で日本語が完ぺきなのだ。日本の歌にこれだけ夢中になっている外国人がいることに感動さえ覚えた。

 優勝したのは米国人だったと記憶するが、三味線を習っているというので、決勝戦では三橋美智也でも歌わぬものかと心中、願ったが、期待は外れた。しかし、「日本の歌」も充分、世界を魅惑していることがよく分かった。これからのニッポン再生に向け、現政権は観光、中でも外国人旅行者誘致を重要な成長戦略の一環に位置付け、力を入れている。アニメや漫画には及ばぬにしても、歌も充分、クールジャパンの「お品書き」に入るのではないか。   

(紀)

ハロハロ