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5月6日のまにら新聞から

ハロハロ

[ 609字|2013.5.6|社会 (society)|ハロハロ ]

「ゆめぴりか」「つや姫」「森のくまさん」…。いずれも2〜3年前から市場に出回り始めた新銘柄米の商品名だ。毎年行われる日本穀物検定協会の「食味ランキング」で、いずれも連続して最高評価の特Aランクに選ばれた。うわさを聞いて北海道産の「ゆめぴりか」を試食してからすっかりはまった。外観の見た目、柔らかさ、粘り気、ともに抜群の食味。これが一昔前まで全く不評だった北海道産のコメかと驚かされた。

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 開発に取り組んで10年余り。全国デビューしたのは2年前だが、評判は上々だと聞く。コメの食味は冷めてからが勝負だが、「ゆめぴりか」はおにぎりにして食べても実にうまい。ラジオ体操の会場で知り合いに話したら口コミで伝わり、「ゆめぴりか」の愛用者が一気に増えた。北海道らしいネーミングも気に入った。公募して決めたというが、「夢」とアイヌ語で美しいを意味する「ピリカ」を合わせて名付けられた。

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 新銘柄米の相次ぐ登場で、日本のコメのランキング地図が大きく変わってきた。昨年産の特Aランクには北海道と同様、食味には程遠かった九州から7品種が選ばれた。中でも熊本産の「森のくまさん」は歴代の超有名ブランド米を抑えて最高位にランクされたという。環太平洋経済連携協定(TPP)交渉への参加が決まり、コメ防御論が盛んだが、恐れることはない。うまいコメを作れば高くても外国産米に負けることはない。そう信じたい。(富)

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