econoTREND
[ 233字|1999.7.31|社会 (society)|econoTREND ]
□中銀総裁、不良債権率の上昇予測
ブエナベントゥーラ中央銀行総裁はこのほど、国内商業銀行の貸出金融資産(貸付金の総額)に占める不良債権(焦げ付き融資)の比率は今後さらに上昇、今年第3四半期(7−9月期)には15−16%台に達するとの予測を示した。理由として、①貸し渋りが続いているため、貸出金融資産の増加が望まれない②不良債権が増加傾向にある——を挙げた。国内商業銀行の不良債権比率は、通貨危機発生直前の1997年6月には4%台だった。しかし、危機発生により、今年5月現在は14.45%に上っている。