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[ 236字|1999.6.24|社会 (society)|econoTREND ]
□商業銀行の貸し渋り続く
中央銀行によると、4月末現在の国内商業銀行の貸出金融資産(貸付金の総額)は前年同月比7.4%減の1兆3,000億ペソだった。縮小幅は、3月の4.3%から3.1ポイント増加。金利が減少傾向にある上、中銀が流動性準備金率(各行が大蔵省証券などで保有すべき一定比率)を引き下げたことよって、金融市場には十分な資金が出回っているにもかかわらず、貸し渋りが続いていることを裏付けた。部門別では、貸付金が増加したのはサービス、電気・水道・ガス、建設、採鉱・採石の4部門にとどまった。