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　中央銀行の速報値によると、1998年度（１−12月期）の国際収支は13億3,000万ドルの黒字だった。33億6,000万ドルの赤字だった前年度に比べ大幅に改善された。要因として、①ペソ切り下げによる通貨危機の影響で輸出増、輸入減となった②海外からの直接投資が増加した——などが挙げられている。黒字幅は、国際通貨基金（ＩＭＦ）との取り決めである目標額11億6,000万ドルを上回った。国際収支を構成する要素のうち、経常収支が13億ドルの黒字、資本収支は17億ドルの黒字だった。