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6月8日のまにら新聞から

日本語センター財団訪問 ラウレル会長らが歓迎

[ 599字|2024.6.8|社会 (society) ]

遠藤大使が7日に日本語センター財団を表敬訪問し、フランシス・ラウレル会長らと懇談

日本語センター財団で関係者らと懇談する遠藤大使(下段中央)ら=在比日本大使館提供

 遠藤和也駐フィリピン日本国大使は7日、首都圏マカティ市にある日本語センター財団のマカティ・キャンパスを訪問し、フランシス・ラウレル会長やフィリップ・サンビクトレス学長、フィリピン人日本語教師協会のカルメンシータ・ビスカラ会長らと懇談した。

 遠藤大使は、日比間の文化や人的交流の重要性とその促進に寄与する日本語センター財団の努力と積極的な役割について感謝を述べた。一方、日本語センター財団のフランシス・ラウレル会長は、日本大使館の同財団に対する支援に感謝の意を示すとともに、引き続き同財団と日本大使館の関係を強化したいと伝えた。

 日本語センター財団は、日比の友好を促進する非営利団体である比日友好基金によって設立され、1997年に在フィリピン日本大使館広報文化センターから日本語学校の運営を引き継いでいる。

 同財団では現在、学習者のレベルに応じた総合的なカリキュラムを提供しており、比における日本語学習の促進に重要な役割を担っている。また、日比経済連携協定(JPEPA)に基づく比人看護師・介護福祉士候補者らの日本語能力向上のための訪日前の日本語予備教育研修も受け入れている。

 同協定に基づく第16期の比人看護師・介護福祉士候補者らの日本語研修も最近修了し、5日に移民労働者省で出発式が行われたばかり。比人看護師13人、介護福祉士209人がまもなく日本に向けて出発する。(澤田公伸)

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