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11月16日のまにら新聞から

大統領、ホログラムで登場 シンガポール・フィンテックフェス

[ 593字|2023.11.16|社会 (society) ]

同日にAPEC首脳会議のためサンフランシスコに向け比を経ったマルコス大統領がホログラムでシンガポール・フィンテックフェスに登壇

ホログラムで登壇したマルコス大統領=大統領府ラジオテレビ(RTVM)のスクリーンショット

 アジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議のために比時間15日、米サンフランシスコに向け比を経ったマルコス大統領は、同日シンガポールで開催されたシンガポール・フィンテック・フェスティバル(SFF)の開幕式で、ホログラムとなって登壇しスピーチした。

 マルコス大統領はSFFについて「包括的で持続可能な金融セクターの育成に不可欠であり、学習と協力体制を共有するための世界的プラットフォームとして重要な役割を担う」と述べた。今回のSFFは、金融セクターと社会変革におけるAIの活用の可能性と課題を探ることを中心に、その社会的影響と倫理面の議論に重点を置いている。

 大統領は、急速に進化する情報通信技術に対応するための「有望な試みの1つ」として、民間セクター諮問委員会(PSAC)が推進する「ゴー・デジタル・ピリピナス」などのイニシアチブを紹介。比がデジタル改革と起業家精神におけるハブとしての地位を固めつつあり「計り知れない可能性を秘めている」とし、「相互成長と繁栄のための潜在的なパートナーシップを模索したい」と誘致を呼び掛けた。

 同時に、比におけるキャッシュフローのデジタル化への取り組みにも言及し、国内外の幅広い利害関係者との協力にオープンな姿勢をアピール。「誰一人取り残されないように、金額や規模に関係なく、デジタルバンキングの重要性に対応していく」と述べた。(深田莉映)

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