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10月14日のまにら新聞から

16日から警戒レベル3 博物館、カジノなど営業再開へ

[ 1763字|2021.10.14|社会 (society) ]

首都圏は16日から警戒レベル3に緩和。多くの業種で営業が再開へ

 ロケ大統領報道官は13日、首都圏の防疫措置について16日から31日にかけて現行の警戒レベル4からレベル3に緩和すると発表した。新型感染症省庁間タスクフォース(IATF)が同日の会議で承認した。現在の規制では飲食店、美容院・理容室、ネイルスパ、ジムを除く3密の恐れのある業種の営業が禁止されているが、警戒レベル引き下げにより、ほとんどの業種で営業が再開される。13日のインクワイアラー電子版などが報じた。

 警戒レベル3では、飲食店、美容院・理容室、ネイルスパ、ジムは定員の30%を上限に営業が可能となり、安全シールを持つ店舗は40%まで客席使用率を上げられる。

 その他、定員の30%を上限に営業・活動が許可されるのは①屋内観光施設、図書館、博物館、ギャラリー、展示会②カンファレンス、イベントなど屋内の集まり③ネットカフェ、ビリヤードホール、ゲームセンター、ボーリング場など屋内レクリエーション施設④IATFが承認した対面式の試験⑤カジノ、競馬、闘鶏、ロト、馬券売り場などの施設⑥宗教の集まり⑦新型コロナ以外で死亡した人の通夜、葬儀、埋葬⑧パーティー、結婚式、誕生日会、家族の集まりなどの社交イベンド⑨スポーツコートやスパなどのレジャー施設やプール⑩エステ、マッサージ、はり・きゅう、タトゥー、ピアスなどパーソナルケアサービス。

 他方、映画館などの娯楽施設、カラオケバーやコンサートホールなどパフォーマーのいる施設、遊園地や遊び場など子ども向け施設は引き続き営業が禁止される。

 これ以外の事業所は、局所封鎖エリアを除き、防疫規則を順守する限り稼働率100%で営業が許可される。

 屋外運動は全面的に解禁される。移動も認められるが、自治体は合併症の有無や年齢によって入域を制限することができる。

 首都圏以外の16〜31日の防疫区分は以下の通り。

 【修正防疫強化地域】◇ルソン地方=コルディリエラ行政区アパヤオ、カリンガの2州▽カガヤンバレー地域バタネス州▽中部ルソン地域ブラカン、バタアンの2州▽カラバルソン地域カビテ、リサール、ラグナの3州▽ビコール地域ナガ市(南カマリネス州)◇ミンダナオ地方=サンボアンガ半島地域北サンボアンガ州とサンボアンガ市

 【制限強化の一般防疫地域】◇ルソン地方=コルディリエラ行政区アブラ州とバギオ市(バンゲット州)▽イロコス地域南イロコス州、パンガシナン州▽カガヤンバレー地域カガヤン、イサベラ、ヌエバビスカヤ、キリノの4州とサンチャゴ市(イサベラ州)▽カラバルソン地域ケソン、バタンガスの2州◇ビサヤ地方=西部ビサヤ地域カピス州とバコロド市(西ネグロス州)▽中部ビサヤ地域東ネグロス、ボホールの2州とラプラプ市(セブ州)◇ミンダナオ地方=サンボアンガ半島地域南サンボアンガ州▽北部ミンダナオ地域東ミサミス州とカガヤンデオロ市(東ミサミス州)▽ダバオ地域北・西ダバオ、ダバオデオロの3州▽カラガ地域南スリガオ州とブトゥアン市(北アグサン州)

 【一般防疫地域】◇ルソン地方=イロコス地域北イロコス州とダグパン市(パンガシナン州)▽コルディリエラ行政区イフガオ、ベンゲットの2州▽中部ルソン地域タルラック州▽カラバルソン地域ルセナ市(ケソン州)▽ミマロパ地域東・西ミンドロ、マリンドゥケの3州とプエルトプリンセサ市(パラワン州)▽ビコール地域アルバイ、北カマリネスの2州◇ビサヤ地方=西部ビサヤ地域アクラン、アンティケ、ギマラス、西ネグロス、イロイロの5州とイロイロ市(イロイロ州)▽中部ビサヤ地域セブ、シキホールの2州とセブ、マンダウエの2市(ともにセブ州)▽東部ビサヤ地域タクロバン市(レイテ州)◇ミンダナオ地方=サンボアンガ半島地域サンボアンガシブガイ州▽北部ミンダナオ地域西ミサミス州とイリガン市(北ラナオ州)▽ダバオ地域東・南ダバオ両州とダバオ市(南ダバオ州)▽ソックサルジェン地域スルタンクダラット、サランガニ、南・北コタバトの4州とジェネラルサントス市(南コタバト州)▽カラガ地域南・北アグサン、北スリガオ、ディナガットアイランドの4州▽バンサモロイスラム自治地域南ラナオ州とコタバト市(マギンダナオ州)

 【修正一般防疫地域】残りの地域(竹下友章)

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