ドゥテルテ父娘がトップ 正副大統領選の支持率調査
OCTAの調査によると、来年の正副大統領選で、ドゥテルテ父娘への人気が依然高い
フィリピン大などの独立研究グループ「OCTAリサーチ」は3日、2022年5月の正副大統領選に関する7月の調査で、大統領候補としてはダバオ市のサラ・ドゥテルテ市長、副大統領候補としては父親のドゥテルテ大統領が依然支持率トップに立っていると発表した。4日付英字紙スターなどが報じた。
サラ氏の支持率は、前回2月の同調査より6ポイント上昇し、28%となった。次いでボンボン・マルコス元上院議員(13%)、マニラ市のイスコ・モレノ市長(11%)、グレース・ポー、パッキャオ両上院議員(10%)、ロブレド副大統領とカエタノ前下院議長(5%)の順だった。
サラ氏への支持は、ミンダナオ島が59%と最も高く、ビサヤ地方(23%)、首都圏を除くルソン地方(19%)と続き、貧困層から富裕層など全ての経済階層で支持率が高かった。しかし、首都圏の回答ではマルコス氏が23%と最も支持率が高く、モレノ氏が22%と続いた。
副大統領候補ではドゥテルテ大統領が18%と他を引き離し、次いでモレノ氏(11%)、カエタノ氏とポー氏(10%)、マルコス氏(9%)、ソット上院議長(7%)、パッキャオ氏(6%)などの順。
ロケ大統領報道官はOCTA調査を受けて「大統領とサラ市長への国民
の変わらぬ信頼に感謝する」と述べた。
調査は7月12〜18日に成人1200人から対面調査で回答を得た。(岡田薫)