比はやや改善し99位 国際団体の18年世界汚職調査
比の2018年腐敗認識指数は36点で、180カ国中99位と若干改善。前回は111位
汚職問題調査に取り組む国際NGOトランスペアレンシー・インターナショナルはこのほど、2018年の各国の汚職状況を示す腐敗認識指数を発表した。それによると、フィリピンの指数はは2017年前回調査から2ポイント上昇し36となり、若干の改善が見られた。世界180カ国中の順位も99位(前回111位)に上昇した。指数は汚職が最もひどい状態を0、汚職が全くない状態を100で示しているとしている。
最も汚職が少ない国トップはデンマークで指数88(前年同)、2位はニュージーランドで同87(前年89)、3位はフィンランド、シンガポール、スウェーデンが85で並んだ。日本は前年と同じ73で18位だった。米国は71(前年75)で22位、韓国は57(前年54)で45位、中国は39(前年41)の87位だった。
比と同じ99位にはタイ、アルバニア、バーレーン、コロンビア、タンザニアが並んだ。
他の東南アジア諸国連合(ASEAN)各国は
インドネシアが前年より1ポイント上昇の38で89位と比を上回った。
ベトナムが指数33の117位、ミャンマーとラオスが同29の132位、カンボジアが同20で161位だった。
最下位は内戦が続くソマリアで指数10、ワースト2位はやはり内戦が続くシリアで指数13だった。(岡田薫)