楽しさや生活の質は高評価 「最高の国」ランク比は50位
米メディアが発表した「最高の国」ランキングで比は80カ国中50位に
米国のネットメディア「USニュース」はこのほど、世界の実業家や市民など2万1千人への意識調査に基づいて、生活の質やビジネス開放度、アドベンチャーなど主要9項目で評価し最高の国をランク付けした「ベスト・カントリー・ランキング」2019年度版を公表した。フィリピンは今回、総合評価で前回より1ランク下げ50位だった。
調査対象80カ国中で総合評価1位はスイスで3年連続。2位は昨年の5位から3つ順位を上げた日本だった。3位はカナダで昨年の2位からランクを1つ下げた。米国は前年と同じ8位だった。
項目別で比は「アドベンチャー(刺激や楽しさ)」が22位、「ビジネス開放度」で26位、「生活の質」で37位と比較的高い評価を受けた。一方で「市民権(人権擁護、信仰の自由やジェンダー平等)」が59位、「パワー(軍隊や同盟関係、政治リーダー)」が51位といずれも相対的に低く評価されている。
東南アジアの総合評価ではシンガポール(15位)が抜き出ているほか、タイ(同26位)、マレーシア(38位)、ベトナム(39位)、インドネシア(43位)などはいずれも比を上回っている。
パネロ大統領報道官は27日に声明を発表し、「われわれは改革を推し進め、ランクを引き上げられると自信を持っている」と今後の評価向上への期待を示した。(澤田公伸)