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　モンゴル政府と国際通貨基金（ＩＭＦ）はこのほど、同国がＩＭＦから３年間で４億４千万ドル（約500億円）の融資を受けることで合意したと発表した。融資は資源価格下落のため経済危機に直面するモンゴルを救済するのが目的。

　さらにアジア開発銀行（ＡＤＢ）や世界銀行、日本、韓国が最大で30億ドルの支援を実施するほか、中国も２国間の通貨スワップ協定を延長する方針。こうした支援を合わせると総額で約55億ドルになるという。 　　資源に依存するモンゴル経済は世界的な資源バブルで2011〜13年にかけ年10％以上の成長率を記録したが、資源価格の下落で失速。15年の成長率は2.3％まで落ち込み、財政状況も悪化している。３月には多額の対外債務が満期を迎え、デフォルト（債務不履行）に陥る可能性も指摘されていた。（共同）